既報のとおり、
去る3月2日と9日の両土曜日に、
「今年度の首都圏 中学入試をふり返って」
のテーマで、それぞれ90分間ずつお話しさせていただきました。
両日合わせまして、計50名超えのお父さま&お母さまにお集まりいただき、まことに“感謝感激 雨あられ” でございました。
特に初日は、ご用意しておりましたお席が早々になくなってしまい、皆さまにお詰めいただきつつ、急ごしらえで何席か増やし、やっと全員の方が着席してお聴きいただけるようになったほどでした。
狭い教室に、ぎっしりと肩を寄せ合って、窮屈にお座りくださりながらも、熱心にメモをおとりになる保護者の皆さまのお姿を見るにつけ、私も一層 熱を帯びてお話しさせていただきました。
その主だった内容を、これから数回に分けて、このブログでも少しだけ触れておきます。
ご出席いただけた方は復習としてお使いください。
ご出席いただけなかった方には わずかでも参考になればうれしく思います。
◇大学入試で見られた異変◇
中学入試の本番の直前、早慶を含むMARCH以上の著名大学が、軒並み 出願者が激減している、とのニュースが配信されました。
この記事よると、受験生側が「安全志向」へと急速に傾いている、とのことでした。
この記事を書かれた記者さんは触れられていませんでしたが、実は、これらの主要大学が軒並み出願者を減らした主な原因は2つありました。
1つが、記事にあげられていた「安全志向に傾いた」でした。
ですが、こっちの影響のほうが大きかった、と言える もう一つ別の理由があったのです。
セミナーでは、この背景についてもしっかりご説明いたしましたが、「もう一つの理由」をいくら掘り下げてみても、私ども受験生側(ご家庭側)が何かすれば事態が変わる、というようなものではありませんから、ここではあえて書きません。
(「もう一つの理由」の背景については、「中学入試のトレンド」という観点から、後ほどちょろっと再登場してきます。)
むしろ、記事にあった「大学受験生側の思考が、”安全志向”に傾いた」ことのほうが、今後(近い将来)の中学入試の動向を占う上でも、とても重要なキーとなってくるでしょう。
受験生側の志向が「安全志向」に傾いた入試とは、どんな特徴があるのでしょう?
受験生が万全の態勢で入試に臨むためには、何を心がけて、何に注意を払えば良いのでしょう?
このブログが、どこかで悩めるどなたかの「新たな指針」となれば、幸いです。