できグセ”をつけるために僕がした100と
+1 のこと
021
家族一丸となって…は重すぎ
成績が低迷している中学受験生のご家庭が、まず改善を図るべきは、「家庭学習」の充実です。
家庭学習の充実を図るには、「環境」→「内容」の順でチェックしていくと良いと思います。
家庭学習を行う環境 を見直してみましょう。
環境で重要なのは、「場所」と「時間」と「家族のかかわり方」です。
家庭学習を行う“場所”について は、
「リビングルーム」というのが定着した感がありますね。
「リビングルームで勉強」は、もともと僕も提唱者の一人だったわけですから、大いに賛成ですよ。
ただ、少しご注意いただきたいことがありますので、それはまた別の日に。
次に、“時間”です。
これは、なかなか難しい話です。
というのも、お父さまやお母さまの仕事具合、家族構成、生活スタイル、等々 まさに家庭環境によって「お勧め」がまちまちだからです。
ご相談を受けた際は、一概には言えないので、そのご家庭の事情をよくうかがってから、なるべく そのスタイルに合った家庭学習の「型」をアドバイスするように心がけています。
あくまでも個人的な意見として、「朝早起きして」の勉強は、成果を上げるのが難しいように感じています。
成功するもしないも、焦点は、「学校から帰ってきてから、すぐ」の時間帯 だと覚えておかれるとイイと思いますよ!
では、最後に「家族の関わり方」について、考えていきましょう。
まず、「家族一丸となって」は感心しません。
と僕があちこちで話すたびに、
これを聞かれた皆さんは「えええ~っ?!
」と、たいそう驚かれます。
『ウチは、勉強時間には、テレビも消して、弟も妹も「しぃーーーっ」と静かにさせて、家族中で協力してるんです。』
などと仰るお父さま、お母さまっていらっしゃいますが、それらの涙ぐましい努力が実を結んだ、という話をほとんど聞いたことがありません。
「中学合格」のために、と、家族はそれこそ一丸となって、物音ひとつさせないように、呼吸をも忘れんばかりに息をひそめているというのに、、、本人ときたら。。
ちっとも勉強に身が入らない。
やる気も起きない。
これじゃあ、
家族みんなが不幸になってしまいかねませんよ
。
誰も浮かばれない
。
家族一丸となって…では重すぎるんです。
精神的重圧がだんだん大きく感じられるようになって、やがて 本人にのしかかってきます。そして、よけいに、勉強に集中できなくなっていきます。
そもそも、
パパは大好きな「プロ野球」中継をTVで観ていたら、
ママは大好きな「ドラマ」をTVで観ていたら、
妹は大好きな「おもちゃ」で、ちょっかいを出しに行ったら、
弟は大好きな「ゲーム」を、大画面で音を出してやっていたら、
受験生本人(兄ちゃん または 姉ちゃん)も
・一緒になって、ボーっと見ていた。
・「うるさくて勉強できない!」とか怒り出してきた。
・「ズルい!なんでボク(私)だけ勉強しなきゃならないの!?」と しつこく聞いてきた。
etc
となって、
「家族一丸となって」を始めたのに、本人の勉強に対する姿勢も情熱(の無さ)も一向に変わりない。
こういうご家庭、多いです。
この
「ボクだけが『勉強しろ!』と言われて、かわいそう」とか、「私だけ『勉強しなさい』と言われるのは不公平だ!」とか、
子ども本人の「ズルい!」という言葉に対し、
何も返せない、というパパママ
増えてるみたいです、最近。
で、結果的に、こういうことになってしまう
。
僕は、「ユメコドモ ミライヘ」で、成功先輩ママたちとお話をしたり、うかがったりする機会を時々、持たせていただいていますが、
こういう子ども本人の「ズルい」「なんでボクだけ?」「なんでパパやママは、勉強しなくていいの?」等々の「公平じゃない」発言に対して、
なぜ、こういう反応をしてしまうのか?
と不思議に思われている成功先輩ママさんは、たいへんたいへん多いです。
なんで、ピシッとひとこと言って聞かせられないのか、と。
なぜ、ボクだけ勉強しなくてはいけないのか?
なぜ、私は、ママや祖母と一緒にドラマを観ていてはいけないか?
なぜ、ボクはテレビを観ていてはいけないのか?
答えはシンプルです。
「受験生だから」です。
ズルくもないし、不公平でもない。
愛していないのでも、もちろんない。
むしろ、愛しているからこそ、将来を想うからこそ、のこと。
だから、受験生である あなたは勉強しなさい。
パパやママは、時間を自由に使っていい。
なぜか?
「もう、受験生ではないから」
「自立した大人だから」です。
自分の部屋ではなく、リビングで勉強させるのだから、
集中力が必要なことは言うまでもありません。
集中していたら、隣で、誰が何のテレビを観ていても関係ありません。気づきもしないです。
これ、本当の話です。
本気になっていたら、隣で、誰が何を話していても関係ありません。気づきもしないです。
これも本当の話です。
勉強している息子の横で、お父さん、どうぞ「ジャイアンツ」応援してあげてください!
勉強している娘の横で、お母さん、どうぞ「ドラマ」を観てキュンキュンしてください!
いいんです。大丈夫です。
こういうご自然体なご家族のほうが、変な力みもなくなって、子どもも「自分は自分」ということを自覚できるようになってきます。
それで、もしも集中が切れて、テレビを気にし出したら、新聞紙丸めてパコーンとやるフリしてください。
お尻に一発ぐらい やっちゃってもいいでしょう![]()
だって、受験生なんですから。
受験が終わって、成長して大人になったら、
好きな時に好きなことしていいんだ、
大人ってイイなー!!!!
そう子どもが考えてくれたら、とても素晴らしいことだと僕らは思うのです。
だから、早く大人になりなさい。
これは、教育上、とても大切な教えだと思うのです。
こう言えるパパママが、日本にも増えるといいんですけどね。

