“ただ読みました”
“ただ書きました”
“ただ解きました”
は、楽チンだと思うのです。

なぜなら、
それは
ただ作業してました
ってことだからです。

作業は、受験ベンキョーではありませんから、
何時間いそしんでみても、
何日間続けてみても、
学力は上昇していかなくて、当然だと思うのです。

たとえば、
何かを暗記をするのに、
勉強の型ができてない子は、
何も書きもせずに、「見て覚えた」とか「声に出して覚えた」とか平然と言ってきます
もちろん、こんな勉強の仕方では、
小テストですら、いい点数がとれるはずがありません

もし、要領のいい子が、翌日の小テストでは奇跡的にいい点数をとれたとしても、
大規模な模擬試験や、本番の入試では歯が立つことはありえないでしょう。

どうやら、
頭の中に知識が残っている時間というのは、
頭の中に知識を入れるのに苦労した時間に、比例する

みたいなのです。

「お母さんに問題を読んでもらって、口で答えてきた」と言う子もいます。
TVのクイズ番組に出演するなら、いざ知らず、
入試はペーパー試験で、
尚且つ、社会の用語などは、漢字で書くことが一般的に求められることを考えますと、
「覚えてないものは、書いて覚える」ということが、
不変の勉強法
だと思うのです。

勉強の“型”ができたところで止まってしまってる子は、
赤ペンで1回正しい答えを清書して終わり、になっているか、
「何個書けばいいですか?」
という質問が飛んできます。

「何個書けばいいのか?」という部分が大切なのではありません。
5個書いても覚えてない子には、10個。
10個書いても覚えられない子には、20個。…となっていき、
ただ書くことが目標になってしまうと、それはもはや「いい勉強」でもなんでもないわけです。

「覚える」ために書くわけですから、何個でもいいのです。

「合格に最も近い子の勉強の仕方」というのは、
ていねいな勉強をしている」の一語につきます。
ていねいに読んで、
ていねいに考えて、
ていねいに書く、
ということですね。

決して「量をこなす」ということではないのです。
ていねいに濃い勉強をしていると、
そもそも、そうそう量はこなせるものではありません。

言いかえれば、
量をこなす勉強ができている人、というのは、
ていねいな質の高い勉強ができていない人、なのかもしれませんよ?

「宿題が多い」、
「家庭学習の指示が少ない」、
お通いの塾に対し、学習量について不満に感じる場合もあると思いますが、
受験勉強の「量」というのは、
ご家庭によって“多い・少ない”の受け取り方に、かなりの開きがあるというのが実情です。

「少ない」と感じる方よりも、「多い」と感じる方がほとんどだと思いますが、
もし、「少ない」とお感じの場合は、
今一度、「ていねいな勉強ができているか?」「ただの作業になっていないか?」を、
見つめ直してみられると良いでしょう。

もし、「多い」と感じる場合は、
1:『本当に多すぎる』ケース
2:『本人の実力と、志望校のレベルが大きくかけ離れすぎている』ケース
の、どちらかだと思われます。

本来、「志望校」によって、合格するために必要な学習量は決まるわけです。
学校の難易度に比例して、
必要学習量も増えていくのは、至極、当然のことですよね。

ここで言う“量”というのは、「学習の量」であって、
「練習量(回数量)」のことではありません。
ていねいな勉強ができるようになってくると、
練習量(回数量)は、目に見えて減ってきますよ。

さて、ていねいな勉強を行うポイントはいくつかありますが、
その中で最も大切な決め手は、「『覚えよう』と意識しているか?」です。

「覚えよう」と意識して、覚える。

用語を暗記できたら、確認テストぐらいなら満点がとれるはずです。
解法をマスターできたなら、
次にその問題がどこかで出てきたら、必ず正解できるはずです。

算数も暗記がカギを握っているということを、ぜひ、忘れないでください。

この意識があるか、ないかは、
「なんだ、そんなことか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
その「なんだ、そんなことか?」ができていないために、
ただの作業を続けてしまう受験生が、なんと多いことか

「覚えよう」と意識して、ていねいな勉強を続けていくことが、
入試にもっとも必要な力である
1回めに正解させる力』も、
ググッとアップ させていくことにつながっていきますよ。

この「1回目に正解させる力」…あなたはしっかり持っていますか?
「もう1回やってみたら、できてたー!」
「もう1回解き直してみたら、(答えが)合ってたー!」
こういう言葉、どこかで言ったり、聞いたりしたことありませんか??

がんばりましょうね!