皆さん、夜分に失礼やよ。

 

 

 

ですよ。

 

さあて。今朝の難題、皆さんからいろーんなお答えを頂戴しました。

 

 

アレルギーを治療する。

別居婚をする。

そば屋には出入りしない。

頑張って乗り越える。

方法を模索する。

縁がなかったと諦める。

 

 

実はこの相談は、昨年の春にメルマガに頂いたもんやったんよ。

その時に、うちのワカさんが答えたんは下記の通りや。

 

 

あらららららららららららららら……。

こりゃまた、難解な相談が来ちゃったね。

ワカですが……うーん、困ったな。

あの、あんまり気を持たせるのも趣味じゃないからもう「なんて冷たいんだ」って思われるの覚悟で言うけど、

諦めたらどうだろう?こりゃ、ちょっと無理な気がするよね。

だってさ、アレルギーだもの。まあ、例えばね、別居婚とかそういうのは可能ださ。やってる人いるし。

ただ、問題はそこじゃない気がするよね。生活できないでしょ?そば屋の娘に惚れ込んだあなたが重度のそばアレルギーなんて、

落語の世界かよって思いますよ。

仮に頑張って結婚しても、そのうち些細なところに支障が出てくる気がするなあ。

すでに、彼女とご両親は積極的じゃなくなってるみたいだし、ちょっとあなたのひとり相撲かもしれません。

それにね、やっぱり心配材料をちょっとでも減らしていくのがいい毎日に繋がるのも事実なのよ。

そば粉の粉塵で亭主がアナフィラキシーショックに陥るかわからないってなったら、そりゃ安心して過ごせないよね。

と、ここまでいろいろ述べましたが、そこでどうしても一緒になりたいなら、彼女にそば屋を出てもらってふたりで別の店でもするしかないね。なるべく実家に帰らないようにさせてさ。そうすると別の問題が生じるだろうけど、お互いにすべてを捨てて一緒になりたいならできますよ、うん。

まあ、あの、これ以上は言えないや。あと、どうか体もお気をつけくださいな。

アレルギーは恐いのでね、なんていうか、ご武運を。

 

 

ワカさんもワカさんの父親も命に関わるほどのアレルギーを持っているので、普段の食生活には大変気をつけているんよ。

なので、こんな答えになったんやろうけど、まあ、わっちもワカさんの意見には賛成やね。

 

と、いうのも、この話には後日談があります。

ちょうど今年の春やったやろうか。相談から一年が経って、このお人から再び連絡がきたんよ。

その内容は、

「それでもやっぱり結婚したく、手始めに通い婚から始めようとなったが、2ヶ月も経たないうちにまたアナフィラキシーショックが出て、ほんの少しのそば粉でも危険になってしまいました。そのうちに他のアレルギーも併発して、今は薬を手放せない状態です。彼女もほとほと困ってしまい、仕事に支障があると言って通ってくれなくなり、この話は白紙に戻るどころか、お互い触れてはいけない嫌な思い出になってしまいました。

一年前に、距離を置かれていたと感じたのは錯覚ではなく、実際に私との距離を取っていたのだと思いました。私も自分の思いだけで彼女の生家の家業を変えようとしている身勝手さに気が付き、今はどうしてあんなに悩んだのだろうという思いでいます。

また、彼女はその後、別の男性と無事に婚約し間もなく結婚するようです。冷静になって考えると、私は一番良い形になったと思っています。自分の思いを遂げるために周囲を巻き込んでしまったバカさ加減を思い知りました。今は治療しながら、別の恋を探しています。そして、心も楽になりました。命を脅かすほどのアレルギーを克服してまで、人生を賭けられるかといえばたぶん無理です。生活はきれいごとだけではできませんでした」

 

と、いうものです。

 

せやねえ。このお人は、ええ勉強をしましたなあ。

ここでのポイントは、「自分の思いを遂げるために、周囲の環境まで変えようと思った」ことや。

これでは必ず無理が生じます。

そば屋やというのに、そのお人のために家業を変えんといかん。こんな無茶な話はありません。

その資金はどうしますか?修行もせなあかんねえ。店の名前も変えんといかんし、それこそ娘さんの父上と母上は複雑な気持ちになるんやないやろうか。

このお人も、別居婚とはいえ毎日そば粉に怯えて暮らさねばいけません。娘さんもプレッシャーになるやろうしねぇ。

いつのまにか「なんでこんな苦労をしないといけないんだ」という、不満に変わるんとちゃうやろうか。

 

そんなわけでね、何は正解かは明確ではないにせよ、

ご縁がなかったっちゅうことやよ。

 

皆さん、よう考えましたねえ。

お疲れさまでした。

 

ほんで、

「人の悩みに答えるというのがこんなに難しいなんて、思いませんでした」

「毎週毎週、こんな難題をタカさんとワカさんは答えているなんてすごいと思いました」

「本当に悩みに答えるって大変だなあと。それを言葉で伝えることの難儀さがわかりました」

 

と、言ってくださった皆さん。

あんたさんらは、立派やねえ。成長しますよ、本当に。

相手の立場に立って答える、それがどんなに難しいことか、それをわかるだけでも立派なもんや。

 

ちなみに今回の質問のやり取りは、

2022年5月2日に発行したメルマガのQ6.にございますよ。

 

5月2日号 vol.235「『きっと良いこと返ってくるぞ。ウヒヒ』という気持ちはいけないこと?」

 

気になる方は、バックナンバーを確認してみてくださいねえ。

いろんなご質問に答えしていますから。

 

と、いうわけで。

守護霊の難題は以上やよ。

 

お疲れさまでした。

おやすみなさいねえ、いい夢を。

 

 

 

 

 

 

 

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(令和5年3月14日 産経新聞朝刊)

 

 

 

 

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