キィーーーッ!!

 

 

 

皆さん、おはようございます。

ミーは死神ハーベスト。

人呼んで死神Hというざんす。

 

気が付けばずいぶんご無沙汰しちゃったわね。

ごめんざんす。

なんせ、最近アテンドする魂たちの後悔がやたらと多くて、その愚痴を聞くだけでも大変なのよ。

まったく、いい加減にして欲しいざんす。

 

何度言ったらわかるのかしらん。

死んじゃったら終わりなのよね。生きてるうちにやらなきゃダメなのよ。

死んでから「やっぱりあーでこーで」なんて言うのは遅いのよ。

後悔先に立たず。役にも立たず。

 

 

だから皆さんには、とにかく毎日を後悔なく過ごしてほしいわけ。

別に難しいことを言っているわけじゃないのよ。

なにも日々日々、雨にも負けず風にも負けずみたいな時を過ごせなんて言っていないわ。

なんていうのかしら……

結果的にね、自分が好きなことには素直に、そして周りの人たちに優しく生きてもらえればいいと思うのよ。

 

ただねえ、これは一般人のパターンなのよね。

いいかしら?このブログを見てる皆さんは、ちょっとレベルが高いのよ。

ですから、普通の言い方では伝わらないと思うの。

特に皆さんのように優しい魂の持ち主にはね。

 

いいですか?

これからひとつ、注意して欲しいことの話をするわね。

それが、

「罪悪感の取り扱い」についてよ。

 

例えばガガさんが、

「周りの人を笑顔にするがね」

と言ったとするざんしょ?

ですけど、あなたは今日、お友達の頼みを断ってしまったとします。

すると、友達の頼みを断ったことに罪悪感を持つわけよ。

 

ですけどそれって、自分にも都合があるじゃない?

他に大事な仕事があったですとか、物事にはいろいろなワケがあるざんすよ。

 

そりゃ、いつもは引き受けられることでも、今回は断ってしまうことだってあるわ。

 

いくらガガさんの言ったことでも、生きてりゃできない時もあるんだから、そこはもう割り切るざんすよ

そして、できる時にしっかり実践していけばいいわ。

 

そのくらいの肚と潔さが必要ざんす。

皆さんみたいに優しくて真面目な人は、常に正しいことをしなければと考えてしまいがちですからちょっとお節介ですけど、言いたくなったのよ。

 

そもそも人生の選択肢があった時には、どれを選んでもいいのよ。

まさに、自由ざんす。

その時その時で、自分なりの正解を選べばいいわ。

「あの時はできなくて後悔したから、次はちゃんとやろう」と思う程度でいいざんす。

 

それを、一度やらなかっただけで。

「あの時ちゃんとやっておけば……」と罪悪感を抱いてばかりじゃ、埒が明かないわよ。

人生長いんですから、そっちの気持ちに引っ張られ過ぎずに割り切りなさい。

いつまでも幸せを感じることができなくなるわよ。

毎日を前向きに過ごすことはできなくなるしねえ。

 

余計な罪悪感なんてうっちゃっといて、これからの未来を考えて行動して欲しいわ。

そうすれば、ミーたちが聞かされる愚痴も余計な仕事も、だいぶ減るはずですから。

 

それじゃ、有意義な土曜日を過ごしてくださいな。

んじゃ、また来るざんす。

 

 

ちゃりーんルンルン

 

 

 

 

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(令和5年3月14日 産経新聞朝刊)

 

 

 

 

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