皆さん、おはようございます。
気分良く起きんしたか?

 

 

ですよ。

 

あんなに暑かったんが嘘みたいに、急激に秋めきましたねえ。

少し自然の中を散歩すると、ススキがええ感じに秋を演出していますよ。

空も澄んできて、きれいやなあ。

 

 

 

とはいえ、朝晩の寒暖差も大きくなってくる頃です。

どうぞ気をつけてちょうだいなあ、よろしくお願いしますよ。

 

さあて。

今日はちょいと、普段言いにくいお話をしましょうなあ。

皆さんはこんな経験ありませんやろか?

 

「これは本人に言った方がいいだろうけど、相手が傷ついたらどうしよう」

「きちんと言うべきだけど、それでもし関係が悪くなったら嫌だなあ」

 

相手にとっても耳が痛い指摘ほど、言う側も神経を遣うもんや。

その結果、あいまいな表現になったり、オブラートで包んだ言い回しになったりで。

結局、うまく相手に伝わらなくてモヤモヤしてしまう。

 

わかるえ、よおくわかります。

せやけどねえ、伝えるべきことはきちんと伝えてこそ意味があるんやよ。

ちゃーんと伝わらなければ、何も言わなかったのと同じなんよ。

 

もしも皆さんが、本気で相手のことを思うならば。

はっきりと相手に伝えるのが正解や。

 

ただし、大事なのはこっからです。

 

確かに相手に言いたいことを話すのは大事や。

せやけどそれは、何も考えずに事実だけをぶつけろと言っているわけやありません。

 

相手のために誠意をもって伝える。

それが一番の目的やということを決して忘れんようにねえ。

あんたさんの思いを伝えるんやありません。

相手の今後のことを思うて、伝える。ここが大事なんよ。

 

メールやLINEで済ませるんやなく、直接会うて話すこともポイントや。

「~と思う」

「みんなもそう言ってる」

「~なんじゃないかな」

なんてぼやかすことは決していかんよ。

これは、あんたさんの意見とは違います。誰かの声を借りた、責任転嫁や。

あんたさんの思いを、誠意をもってはっきりした言葉で伝えること。

そうすれば、変なことにならずにうまくいきますえ。

 

後々にモヤモヤした後悔を残さんようにねえ。

騙されたと思うて、そう接してみんさい。きっとうまくいきますよ。

 

それでは、今日も良い一日にしてくださいな。

わっちも見守っていますよ。

 

 

 

 

 

 

 

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(令和5年3月14日 産経新聞朝刊)

 

 

 

 

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