実はけっこう山形の天童に出かけます
お目当ては道の駅天童名物
足湯
ではなく・・・（笑）
旬の山菜。
道の駅天童温泉では、お手頃な値段で新鮮な山菜が手に入り、ありがたいんです。
この間手に入れたのは、タラッポとばっけ。
東北地方の方言で書きましたが、つまりはタラの芽とふきのとうです。
天ぷらが定番のタラッポですが、まだ小さいものはサッとゆでて
白すりごまで和え物にすると、
素朴で滋味深く、美味しい。
ばっけは、
表側の褐色の皮を除き、
これまたサッとゆでてアク抜きし、
ザクザクと刻んで油で炒め、きび砂糖とお酒、少しの醤油と味噌で味付けを。
春の味、ばっけ味噌（ふきのとう味噌）の完成。
野菜に付けたり、ご飯に乗せたりして食べます。
これまた舌に感じる苦さがいいんですよ。
ほんと、子どもの頃は山菜の美味しさなんてわからなかったのに、やがてわかるんですねえ。
ちょびちょび箸でつまんでいると、
やっぱり日本酒が欲しくなっちゃうんですよねえ
いけないいけない（笑）。
山菜は手がかかる食材ですが（まあ、やってくれるのは全部ワカさんなんですが）、
食べると身体が元気になる感じがしていいです。
やっぱり冬の間、ジッと春を待って力強く土から顔を出した生命力が宿ってるんだなと感じますよね。
春の息吹き。
本日は啓蟄（けいちつ）。
春ですねえ。
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（令和3年3月21日 読売新聞朝刊）
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