「うーん」

 

朝が来た。

僕は起きるとクーッと背骨を伸ばした。

固まっていた筋肉が伸びて気持ちが良い。

ミネラルウォーターを口に含みながら、リビングのカーテンを開けた。

明るい朝日が部屋に差し込むと、その床に薄っすらとホコリが見える。

 

「あ……汗

 

気持ちのいい太陽の光だが、だからこそごまかしは通じない。

陽の光は人間の都合の悪い部分まで、あけすけなく照らすのである。

 

もう~、

 

 

アマテラスさまは、イジワルなんだから……。

と、罰当たりなことを思いつつ(笑)、だがしかし僕は素直に掃除機に歩み寄る。

 

しかし、そこでハッとする。

 

そうだ、まだ朝だ。

朝と言えば……妻がまだ寝ている。

 

そう、うちのワカさんは、ご存知

 

 

寝坊助なのだ!!

注意この写真はワカさんが自らセレクトしたものです、誤解しないでね~ウシシあせる

 

しかも、芸術的ともいえる寝相で、共に暮らして18年、いろいろ笑いが止まらない。

布団でおとなしく寝ていることなど、ほとんどない!!

廊下に出ていき、布団を奪い、ミノムシになって玄関に転がっている。

まあ、そんなことはどうでもいい。

問題はいま、ここで掃除機を稼働させれば、ガーガーとうるさくて妻を起こしてしまう。

(そうなると、僕の午前中の仕事がはかどらないのだ。妻が起きると、いろいろ賑やかになってしまう(笑))

 

なので僕は、

 

 

 

 

素早くクイックルワイパーを取り出すキラキラ

 

便利な時代だ。

メッシュシートがホコリ・髪の毛をキャッチしてくれるという優れものである。

何より音が立たないのが今の小野寺家にとって最大の利点となるのである。

 

そうやって僕はヒッソリと静かに、掃除を始めたのだ。

そう、本日、12月13日は煤払いの日。

 

新年に年神様をお迎えするために、家に溜まったススやホコリをきれいに取り除く日なんである。

かつて、江戸時代の煤払いが12月13日だったのを機に始まった煤払いの風習だけど。

お正月の門松の松を、山から切り出す「松迎え」という行事を行う地域もたくさんあるほどの日。

 

そうひらめき電球

今日を皮切りに新年に向けての準備が進められるわけなんです。

 

そりゃあ、神様にとっても特別な日に違いありません。

 

何より、

 

 

あのイザナギさまだって、身体を清めたことで三貴神をお生みになったくらいなんだから。

掃除が嫌いなわけがありません。

 

仕事などで掃除する時間がない方もいるでしょう。

用事があるのに、いきなり言われてもという方もご安心を。

 

まずはこの

「今日を皮切りに新年に向けた準備が始まるんだ」

という意識を持つことが大事なんですウシシ

 

さ、今年やり残したことはありませんか?

来年こそは、と思っていることないですか?

 

やり残したことは、できるだけ済ませましょう。

来年やり遂げたいことの準備を始めちゃいましょう。

もちろん、心の中で区切りをつけてスタートする気持ちになるだけでもOKです。

 

本日は、煤払いの日。

そして、来年に向けての準備が始める日。

 

その気持ちで、今週もよいスタートにしていきましょう!!

 

さあ、掃除、掃除♪♪

それにしても、

 

 

 

やっぱりニャンコの抜け毛が多いのね~びっくりあせる

 

 

 

 

好評発売中です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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