皆さん、おはようございますです。

ええっと、今日は何曜日だったか……

月火水木金……そうだ、土曜日でした。

 

あ、私は、

 

 

 

座敷わらしのお花です。

久方ぶりです、皆さん。

お元気だったですか?

 

私は今、霊界にいるのですが、今日と明日はちょっとした用事がありまして人間界にきています。

「お花ちゃんお花ちゃん、それから全国の座敷わらしさん。こちらへどうぞ」

と声をかけてもらってですね、

甘い和菓子と熱いほうじ茶を用意してくだされば、

あなたさまのところに遊びに行くかもしれませんお茶

 

その際、幸運袋をお礼に置いておきましょう。

今日と明日にいいことがあったら、おいしいお菓子とお茶のお礼に、座敷わらしがラッキーをお返ししてくれたと考えてくれると嬉しいのです。

お茶が冷めたら下げてください。

座敷わらしはあたたかい飲み物が好きですから。

 

ああ、そうそう。

そんなことでないのでした。

今日はおもしろいご報告をしに来たのです。

 

最近、タカさん宅に頻繁に人が訪れるようになったのですが、皆さんがいそいそと最初に向かうのは、

座敷にある神棚なのです。

 

 

 

 

これはお正月時の物ですが、大体の方はまずこちらに向かいます。

人の家の神棚だというのに、まるで神社のように真剣にお参りされていくのです神社

 

以前からお客さん方にはその傾向がありましたですが、最近はますますすごいのです。

それで「なぜ、そんなにうちの神棚に祈りたいんですか?」ってタカさんが聞くとですね、

 

皆さん、口をそろえて

 

「だって願いが叶うからですよ、良い方向に導いてくださるんです、こちらの神棚。

神社化してもらいたいくらいですよ神社

って、言うじゃありませんか。

 

そんなこんなで、小野寺家にやってくる皆さんは、玄関に入る前に消毒→洗面所へ直行→石鹸で手洗い→うがい→そうして部屋に入ってくる、というなかなかなことをしてまで、この神棚にお願いにいらっしゃるわけです。

 

ですので、よろしければ

 

 

 
 

 

この写真に手を合わせると願いが叶うかもしれません。

 

保証はできませんが。

まあ、私が「保証します」なんて言いましたらなんとなく変な感じですので、あえて言いません。

ただ、たぶん叶うと思いますですよ。

 

なんといっても、

 

お茶目で偉大な龍神様が、皆さんのために骨を折ってくれてますからね。

 

 

 

 

なに?お花!!

いい加減なことを言うんじゃないがね!!

龍神に骨はないのだっ!!

 

 

ふふふ、照れてらっしゃいます。

 

それでは、皆さん方。

ええと、今日は……そうそう土曜日でした。

 

良き土曜日をお過ごしくださいなのです。

さようなら。

また。

 

お花

 

 

 

 

 

 

 

好評発売中です!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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