読者の諸君、おはよーだがね!!

 

 

ガガなのだ!!!

 

新しい一週間が始まったぞ。

今週も元気にいくがね。

 

なに?

元気などない?

疲れてしおれてしまっただと?

 

クワ―――っ!!

 

……と、喝を入れたいところだが、まあ浮き世を生きる以上そういうこともあるがね。

むしろ正直でよろしい。

 

疲れたらよく眠れ。

そして少しでもいいから体を動かすのだ。

頭ばかりで考えているからスッキリしないのだよ。

10分の散歩でいい、動いてみるといいがね。

 

そしてだな、一番は笑いだ。

なにか笑えることを考えるといいだろう。

笑うとスッキリするのだよ。

 

そうだがね、タカの笑える話をしてやろうではないか。

 

昔々、まだ若かりし頃のタカがだな。

銭湯に行ったのだよ。

湯船にはすでに一人の客がいた。

ササッと体を洗ってから「失礼」と言って、タカは湯船にザッパーンと入ったのだ。


「は~、ビバノンノ温泉と鼻歌歌っているとだな、また別の客が入ってきたがね。

 

それでだ、その男もかけ湯をした後で湯船に入って来たのだが、おもむろにタカの方を向いて、

「さっきのテレビ番組見た?おもしろかったよね」と声をかけてきたのだ。

 

タカは思った。

(なぜ、オレに話しかけるんだろう?

ん?もしかして、どこかで会ったかな?いや、しかし、覚えていないぞ。

まあ、いいや。きっとオレと話したいんだろう。ちょうどいいや)と。

 

そして、ニコニコ笑ってこう答えた。

「あ~、見てましたよ!!

いや~、おもしろかったっすよねー」と。

 

すると、相手は一瞬驚いた顔をしたが、

そのまま話は続いた。

 

「そ、その……同級生の斎藤君いたじゃん。彼が結婚するんだって」

 

「へえ~、斎藤君?いたかなあ、そんな人。佐藤君ならいたけど、結婚するんだ、おめでたいなあ」

 

「……そ、それで、担任の先生を結婚式に呼ぼうって試みらしいんだけど、担任の先生って……」

 

「あ~、あの先生ね!!でもなあ、僕が卒業した段階で相当歳取ってたから、もしかしてもういないかもしれないなあ」

 

全くかみ合わない話は続き、やがてその相手は「……じゃ、お先に」と上がっていった。

タカの前に湯船に入っていた客と一緒に。

 

なんと、このふたりは知り合いで、タカだけが赤の他人だったのだ!!

タカの後ろに先の客がいて、タカ越しに友達に話しかけていたのだよ!!

こともあろうに、タカは自分が話しかけられたと思い、堂々と会話していたがね。

ブハハッ!!

 

爆笑だろ?

タカらしいではないか!!

 

注意もちろん事実です(^_^;)

ワカさんはこの話を聞いて爆笑しました)

 

ちなみにだな、タカも途中から

「なんか変だな?」と感じたらしいが、

「まあいいや。細かいことは気にしない」と、意にも介さなかったのだよ。

 

というか、

ぜんぜん細かいことじゃないがね!!

 

大物というかバカというか、その時一緒に風呂に入っていたヤツ、なんかゴメンなのだよ!!

我がここで詫びるがね!!

 

この話を聞いた後で、こいつの笑いを見ると……

 

 

 

 

なにやらニヤケてこないかね?

 

 

ほれほれ、

 

 

 

 

笑いが込み上げてくるだろう。

 

 

笑いは伝染するのだ。

そう、感情は伝染する。

 

どうせ伝染する感情なら、

いい感情にしたまえ。

 

何となく元気になっているはずだがね。

 

今週はいい感情を伝染させようではないか!!

 

諸君、期待しているぞ!!

 

さらばだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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