6月になって神社に行かれた時に、

茅の輪(ちのわ)を見つけた方も多いのではないでしょうか?

 

 

仙台の榴岡天満宮では、コロナ禍を早く鎮めようと例年より早く、5月あたりに設置されていました。

そういった臨機応変な対応って嬉しいですね。

僕は早々にくぐって来ちゃいましたよ~、またくぐりますけどねニコニコ

 

ちなみにこの茅の輪の由来、皆さんはご存知でしょうか?


実はこれ、

疫病神のお礼から始まったんですひらめき電球

 

昔、山中で旅人が道に迷い、日が暮れてしまった時のこと。

旅人は一晩の宿を求めて、一軒の豪邸の戸を叩きました。

 

「道に迷っているうちに夜になってしまいました。すみませんが、一晩泊めてもらえませんか?」

 

しかし豪邸の主人は、

「どこの馬の骨ともわからんヤツを泊める部屋はない」

と追い返してしまいました。

豪邸の主人の名は、

荷旦将来(こたんしょうらい)と言い、

地元でもケチで有名な男でした。

 

次に旅人は、貧しい家を見つけました。

そこで同じように泊めてもらえぬかと尋ねると、

 

「それはお困りでしょう。大したもてなしはできませんが、どうぞお上がりください」

と招き入れ、食事まで用意してくれたのです。

 

食事は、粗末なものではありましたが、旅人はとても温かい気持ちで頂き、穏やかな一夜を過ごしました。

 

この家の主人の名は、

蘇民将来(そみんしょうらい)と言い、

先ほどの豪邸の主人の弟でした。

 

さて。

翌朝、旅人は蘇民将来に丁寧に礼を述べると、茅の茎でつくった輪を手渡してこう言いました。

 

「この輪を肌身離さずにお持ちなさい。さすれば、あなたは疫病にかかることはありません」

と。

 

実は、この旅人の正体は疫病神だったのです。

その後、疫病が流行ったことで、兄の荷旦将来はあっけなく死んでしまいましたが、

輪っかを肌身離さずに持っていた蘇民将来は、疫病にかかることなく元気に過ごしたといいます。

 

 

そう、この疫病神から渡された輪っかこそが茅の輪の由来上差し


だから、茅の輪をくぐることで、病気にならないご利益が得られるんです。


疫病神が受けた恩のお返しから始まったんですね。

 

妻見えでも、日本永代蔵に書かれた貧乏神の逸話を紹介していますが、

 

妻は見えるひとでした

 

貧乏神や疫病神だって、受けた恩は忘れません。

意外と、恩を簡単に忘れるのは人間だったりするのかも?なーんて思っちゃったりね(笑)。

 

「あら、死神だって忘れないざんすよ~ルンルン

 

 

ははは、死神H氏、わかってますよ~爆  笑

 

ちなみに日本ではこのお話が、スサノオのお話になって伝えられていたりしますね。

しかし疫病神がスサノオと同神って!?

まあ、スサノオさまは、古事記でもいろいろやらかしてますものねぇ~(笑)

(高天原で暴れたり、五穀の女神を殺しちゃったり・・・)

そういう役回りも意外と似合ってるかも爆  笑!!

 

皆さんも神社に行った時に茅の輪を見つけたら、くぐって健康を祈願してくださればと思います。

 

元気で健康が一番ですウインクラブラブ

 

 

好評発売中です!!

 

 

 

(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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