読者の諸君、おはよーだがね!!

 

 

ガガなのだ!!!

 

さて。

土曜日の朝は、諸君への

衝撃的なひと言から始めようと思う。

心して聞くがね。

 

「人は嫌われたくないと思うほど嫌われる」

 

どうだね?

これを聞いて諸君はどう感じただろうか。

 

「嫌われたくないと思うのは当然ではないの?」

「誰だって人には嫌われたくないわよ!」

 

そんな声も聞こえてきそうだな。

まあ、落ち着いて我の話を聞きたまえ。

 

たしかに、それはその通りなのだよ。

自らすすんで嫌われようと思うヤツは、そうそうおらんだろう。

 

だが、「嫌われたくない!」という気持ちが過剰になり、それが行動に出るようになると逆効果だ。

この「嫌われたくない病」にかかったヤツはだな、目の前の人間の顔色を窺うようになり、いらぬ忖度ばかりをするようになっていく。


そして、

 

「意にそぐわない意見は言わない方がいい」

「この人の言うことには合わせた方がいい」

「なにか贈り物を渡すと機嫌が取れるかも」

「これを言うと相手は喜ぶはず」

 

そんな下心が見える行動が多くなるがね。

するとだな、最終的にはどうなると思うかね?

 

会う相手会う相手で、態度を変えるようになるのだよ。

その空気感は必ず、身から沁み出るものだ。

周りだって気が付くがね。


すると当然、

・自分の考えがない人物

・優柔不断な人物

・人によって態度を変える人物

という評価をされるようになる。

 

そして、「こいつは信用できない人物である」と思われる、そんな末路に至るわけだ。

これが「嫌われたくないと思うほど嫌われる」のカラクリさ。

 

そもそもだな、考えてみたまえ。

諸君は、そういうヤツを好きになるかね?

 

むしろ、自分の考えをしっかり持っている者。

控えめでも良いから、ちゃんと意見を口にできる者。

その上で、自分の話を真摯に聞いてくれる者に好感を持つのではないだろうか。

 

つまり、「嫌われたくない」という気持ちは、ほどほどにしたまえという話さ。

そんな「いらぬ気遣いの鎧」を身につけていると、美しくないがね。

気遣いは、相手に悟られずにするから粋なのだよ。

 

「粋な生き方を身につけたい病」の方がよっぽどカッコいいがね。

 

まあ、我の教えを実践していけば大丈夫なのだよ。

言い訳せず、クヨクヨせず、サッパリと潔く生きようではないか。

 

それでは諸君、本日もよい一日にしてくれたまえ。


また会おう!

さらばだ!!

 

 

 

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(令和3年3月21日 読売新聞朝刊)

 

 

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