黒龍通信～「正しいこと」と「良いこと」は違いとは？～

読者の皆さん、おはようございます。



黒龍です。


本日は単刀直入に本題に参りましょう。

なぜなら、今日、私がお話することはきっとすぐに皆さんのお役に立てる確信があるからです。


私はこれまで、皆さんに様々なお話をしてまいりました。


その中でも「正しいこと」と「良いこと」の違いについては、特に重点的にお伝えしてきましたね。


合格黒龍通信～「正しい人」＝「良い人」ではありません～


ですが、うまく説明できたかどうか、いまひとつ自分で納得できておりませんでした。

そんな折、人間界を眺めていましたら、ちょうどいい例を見かけましたので、

これはぜひ皆さんにお話ししたいと、タカさんにお願いしてこの場をお借りした次第です。


少々お耳を貸してくださいませ。


これは、ある町内会での集まりでの出来事です。


今年も次期会長をはじめとする役員を決める時期になりました。


ところがです。

皆、面倒な仕事が多い役員などやりたくありません。

とはいえ、持ち回りと以前決めたこともあり、何人かの人が渋々、役員に選出されそうになった時です。


一人の男性が立ち上がり、

「自分がやります」

と立候補したのです。


仮にこの方をAさんとしましょう。


Aさんの主張によれば、今期役員を務めて、もう少し町内のために役員として働きたい。

まだ施策が途中のものもあるし、何よりも継続してやる人がいた方が、町内会の仕事も円滑にはかどるだろうということでした。


それに対して、皆が手を叩いて喜びました。

会合は、それで丸く収まるかと思われた時です！！


ここでBさんが手を挙げて、異を唱えたのです。


Bさんは、大変まじめな人で役所に務める、いわゆる「お役人」です。

彼は言いました。


「規則では、会長をはじめとする役員の選出は持ち回りと決められています。

立候補を認めるとはどこにも書かれていませんが？

ですからこれはダメです。

規則通りに、持ち回り順にするのが正しいです」


と、主張したのです。


みんながガッカリした顔で、規則に目をやると、そこにはたしかに

・役員は持ち回りとする

と書かれ、その順番までが丁寧に記されていました。


結局、誰も反論できず、規則に書いてある通りに役員は決められ、

Aさんは役員にはなりませんでした。

役員になった人たちは、嫌々請け負うことになったわけです。

そしてみんながBさんを、憎々しい目を向けていました。



さて皆さんにお尋ねします。


この場合、

「正しい」のは、Aさん？Bさん？

「良い」のは、Aさん？Bさん？

さてどちらでしょうか。



まずはっきり言えることは、


「正しいこと」とは、人によって違うということ。


規則に従うという観点に立てば、たしかにBさんが正しいでしょう。

ですが、ここで多数決をとれば間違いなく、Aさんが正しいことになるでしょう。


まあ多くの場合、その違いを防ぐために「ルール」に基づいて判断されますから、

「Bさんが正しい」

とされる場合が多いと考えられます。

ですから、皆が反論できなかったのです。


ですが「良いこと」の判断は、神様の視点で見るとよいのです。

神様には、人間界での規則やルールは関係ありません。


国や地域、時代によって規則は変わりますから、いちいちそれによって神様が見方を変えることはないのです。


神様の視点は、いつの時代もただひとつ。


「喜ぶ人がどれだけいるか？」

「周りに嫌な思いをさせていないか？」


ずーーーーーーっと、その視点で見てきました。


ですからこの場合は、

「みんなが喜んでくれることを第一に考えた」

Aさんが「良いこと」と見なされます。


逆にBさんは、神様に嫌われる行動をとったとされるわけです。

たとえ規則に従ったとしても、周りの人に嫌な思いをさせたのなら、それがすべてということ。


仮にこれをタカさんに聞いたところ、



「僕ならみんなで規則を変えて立候補を認めた上で、Aさんに会長になってもらいますね」

と言っていました。


これなら、

・規則も守れる

・みんなも喜ぶ

という、「正しい」と「良いこと」の両方を得られるわけです。

さすがタカさん、相変わらずあざといですね。（←賢いと言ってください！^^;　BY タカ）


もちろん私は、規則やルールを破れと申しているわけではありません。

あくまでも例として挙げただけ。


ですが皆さんも

・常識

・慣例

・暗黙のルール

などに流されて、嫌なことをあえてやることはありませんか？

誰も喜ばないのに、決まっていることだからと・・・


ですから、今日から

「神様からどう見られるか？」

という視点で、一人ひとりの行動を判断してみるとよろしいでしょう。


現代社会では、さまざまな問題に対して賛否を争うことが多いもの。

特にSNSなどでは、賛成には賛成派が、反対には反対派が集まり盛り上がるものです。

その場の盛り上がりに「あたかも自分たちが正義」と勘違いしてしまう人たちが多いのが現実。

大変危険なことといえるでしょう。


皆さんには自分で、

「何が良いことか？」

を常に考えて、行動していただければ幸いです。


なぜなら、そうした人たちが増えることで、

私たち龍神や神様のエネルギーとなってくれる、成長した魂の持ち主が増えるからです。


心から期待しております。


それでは本日も素敵な一日をお過ごしください。


黒龍より。





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