狛犬ではなく、うさぎのいる神社

神社にいる眷属といえば、獅子狛犬を思い浮かべる人が多いと思います。


だけど中には、お稲荷さんの狐や春日大社の鹿、日吉神社の猿などがいらっしゃる場合も。


今回ご紹介するのはこちら、



調神社（つきじんじゃ）の・・・



うさぎウサギ


先日、僕が出雲大社にはオオクニヌシの因幡の白兎にまつわる逸話から、うさぎがたくさんいることをお話したところ、同じくうさぎのいる調神社へファンの方が参拝に行ってくれたんです。


ありがたや～。


じゃあ、御祀神はオオクニヌシ？

と思うところですが、こちらにいらっしゃるのは、


アマテラスさま

トヨウケさま

スサノオさま


の３柱。


実はこちらの神社は、社名の「ツキ」にちなみ「月待信仰」が古くからあるそうで、月にまつわるうさぎが眷属となったんだそうです。


そしてまた、由緒もおもしろく、


ここの御祀神は、

姉アマテラス

弟スサノオ

の姉弟がいます。


ある時、弟スサノオが大宮の氷川神社に行ってしまった。

姉のアマテラスは、弟の帰りをいつまでも待ち続けていた。

だけど、いつまで経っても帰ってこないので、

「もう待つのは嫌！！」

と、境内には松（まつ）の木が一本もないという。


神様も人間もやっぱり、待たされるのは嫌なようで（笑）


というわけで、皆さんも誰かと約束した時には、遅れないように気を付けましょうね。

時間を守るのは、大事なことですから。





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