今朝のブログにも書いたんですが……


日本という国が、初代神武天皇以来、2600年以上もひとつの体制で続いてきたのには理由があると思っています。


それを考えた時、僕の頭にはいつもある歌が浮かびます。


秋の田の

 

仮庵(かりお)の庵(いお)の

 

笘(とま)をあらみ

 

わが衣手(ころもで)は

 

露(つゆ)に濡れつつ

 


これは第38代天智天皇が、自らを農民になぞらえて歌われた歌です。


信じられますか?


神様の血を引く天皇が、ご自分を農民として歌われているんです。


天皇と農民。

神様と国民との近さを感じさせる、深い意味のある歌と感じないでしょうか。


多くの外国の神話では、神(ゴッド)と人間を明確に分けています。


ギリシャ神話でも、王ゼウスが神と人間を厳格に分けた。

神々は至福を享受できる存在に、そして人間はそれを受け取れない運命に。


だけど日本の神様は、神様も人間も一緒と考えた。

だって国も人間も、みんな神様が生み出したものだから。


昨年斎行された「大嘗祭」を覚えている方も多いでしょう。

天皇が代替わりされる時の大切な神事です。


その神事の内容を知っていますか?


あれは、地方の農家が育てた稲を、天皇がアマテラスにお供えされるのです。


アマテラスから頂いた稲を日本人が育て続け。

 

そして、それをアマテラスにお供えして食して頂く。

 


神と人間を分けた環境では、人間の作った食べものを神が食べるなんて考えられないことでしょう。

しかも、神の一族が、人間と同等とも思えるような歌を歌うなど言語道断でしょう。


だけどそれが日本の神様。

だからこそ日本人は寛容な精神を持ち、なおかつ日本人としての誇りを持っている。

これは本当にすごいことだと僕は思います。


そして紀元節の今日、僕は宮城のお伊勢様、仙臺大神宮へ。




境内にうっすらと積もった雪がとてもきれいで、



ピリッと冷えた空気が、一層幻想的な空間を作り出していました。


多くの人が幸せでありますように。





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