新刊の発売が来月に決まりました。


発売まであとひと月ちょっとありますが、今日はちょっとネタばらしというか、

どういう意図で書いたのかということをここで語らせてください。


この本は当初、昨年11月に僕のデビュー作「妻に龍が付きまして・・・」(以下、「妻龍」)を出版した東邦出版から出す予定でした。


「妻龍」で龍神と出会い、





1年間かけて「龍の授業」を受けた。




そして3年が経ったシリーズ第3弾の今回の作品だったのですが、

なんと発売を目前に控えた11月1日に直接の関連会社が倒産してしまい、

出版自体ができなくなってしまいました。


あのガガ祭りの直前、僕らは大変な窮地に陥ったわけです。


このままではお蔵入りになってしまうかもと困惑しましたが、幸いずっと付き合っている版元の編集長が、「うちで出します!!」と、言って下さり、あっという間にドラマティックな展開に発展。


しかし現実には様々な細かい事務手続きに四苦八苦し、それでも無事に処理を終え、改めて作品を見直し、チームを組んでデザインを作り込み、価格やキャッチの打合せをし、来月の発売に向けてようやく実感が湧いてきたところでした。


たった一冊の本にはビックリするくらい多くの人の力が関わっていて、

 

この裏側を知る物書きとしては、本当に感謝が溢れます。


出版社がないと、本って世の中に出ないんです。

本が出なけりゃ、僕ら物書きはご飯が食べれません。

もちろん売れなきゃダメだし、売れるためには刺激的な文言とかいろいろ工夫しないといけません。


でも、度を越しちゃダメだと僕は思っています。


もう、ご利益云々とか、この方法で幸せ買えますとか、なんとかセミナーで大開運とか、世の中には数えきれないくらいのスピリチュアルビジネスが溢れているってことに、多くの人は気付いているんじゃないかって。


それでいて心のどこかで本質というものを求めているんじゃないかって、編集長と何回も話し合ったんです。


もちろん、わかっていてそういうことに大金を出している人もいるでしょうし、別に僕らに止める権利はないんですが、

おかしなビジネスをして儲けようって種類の人が一定数存在するのは事実なんですよね、嫌な話ですが。


人は弱い生き物なので、弱っている時に救いの言葉をかけられたり、孤独な時に味方になってくれたりした相手に無条件に好意を抱いてしまうから、

そういうテクニックがスピリチュアル業界にはびこっているわけです。


そして、アヤシイものがヒタヒタと世の中を侵食していくわけです。


まあ、龍神の教えとか言ってる僕がこんなこと言うのも変なんですけど、僕が言っている意味は僕の読者の方はちゃんと理解してくれると信じて、

真面目に書いているんですけど。


で、僕だけじゃなく、こういうおかしなスピの世界に疑問を持っている人が本当に多くて、会議の時にこんな言葉が出たんです。


「こういう変な世界、壊したいんですよ。

小野寺先生のこれまでの経験で、ぶっ壊せませんかね?」


さすが大手の編集長は大胆なことを仰います。

そして、的確に的を得ているんですよね。


僕は答えました。


「やります。これまで以上に本当のことを書いていいなら書きますけど、

爆発的なヒットにはならないかもしれませんよ」


出版社はどこも大ヒットを求めています。

売れれば売れるほどいい。

だから僕も本当のことを書きつつも、なるべく世の中に受け入れられるようなナチュラルな作風を心がけてきました。


でも、今回のボスは言ったんですよね。


「正直、小野寺先生の本なら売れる要素をどんどん盛り込めば大ヒットします。

でも、ハッキリ言ってアヤシイ本にしたくないんです


日本人らしい骨太の、この気持ちさえあればちゃんと生きていけるっていう本当の意味で強い本にしたいんです。

だから、とりあえず売り上げのことは置いておいて、

ガガ様が教えてくれる本当のこと、もうバンバン書いて欲しいんです」


いや、驚きましたよね。

こんな人がいただなんて。

でも、嬉しかった。

ほんと、僕のことをこんなに評価してくれたって、嬉しかったです。

で、僕は書きました。


もちろん、元々上がっていた原稿でしたが、それに「本心」と「本当のこと」を付け加えました。

けっこう刺激的な内容になったんじゃないかと思っていたのですが、先日初稿が上がった際にボスが言ってくれたことが嬉しくて。


「世の中に誠実で、とても良い本だと思いました。

本当のことが書いてあって安心します。

例えヒットしなくても、最高の作品だと思います」

 



あ、あの……例えヒットしなくてもって(^^;)

 


でも、この本書けたこと本当に嬉しいんです。

出版社に忖度なく、心の内を書けた、事実を書けた。

なにより僕らの痛い実体験を書けた(今回は本当に痛すぎる体験でした)。


著者冥利に尽きます。


今、その作り込みで毎日作業があるんですが、物書き生活4年目になって本当に書きたいこと出し切れたなあと、感慨に浸っています。


あとはこれが吉と出るか、凶と出るかでしょう。


スピリチュアルをビジネスにしている人からすれば「うちのビジネスに水を差すなよ」って思われて歓迎されないでしょうし、

楽にお金稼ぎたいとか、楽しいことしかしたくないとか、

結婚しても子供がいても誰にも縛られたくないし、

好き放題に自由恋愛したいとか思う人にすれば、「堅苦しいくだんねー本だ、こんなん求めてねーんだよ」って思われるかもしれない。


だけど、きっとガガの思いで救われる人は多いと信じているんです。

 

人として、ちゃんと生きるって幸せなことだと思うから。

 

愛する人と泣いたり笑ったり、自分の人生を噛みしめたりできるって、とても幸福なことだと思うから。


だから、僕は書きました。


凶と出たら、それはもう仕方ないです。

時代が求めていないと思って、割り切ります。


いわば、スピリチュアル界に殴り込みをかけるわけですから、それなりの覚悟で臨みます。

 


あと、2週間くらいでオフィシャル発表できると思います。

ここにくるまでいろいろとあった作品、子どもで言えば「第11子」になりますかね。


苦労しました、11作目の我が子には(笑)。


皆さんに受け入れられる「真っ当な我が子」が無事、産まれますよう引き続きすすめていきます。


さあ、ガガストーリーの第3弾は一体どうなるのでしょうか?


そして、気になるタイトルは……?


発表まで、もう少しお待ちください!!がんばります!!












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