「ガガさん、ひとつ教えて欲しいんですが」
「なにかね?我は忙しいのだよ」
忙しい割には、ずいぶん面倒くさそうにガガが答える。
「ガガさんって、玉、持ってるんですか?」
「タマ?」
「ほら。龍神様って玉を持って描かれることが多いじゃないですか!?
だけどガガさんの書籍って」
玉、持ってない系。
玉、持ってる系。
「あらま、ほんとだ」
ワカも今、気付いたらしい。
僕は書籍を並べて見せると、宙を見上げて続ける。
「ほら。持ってる時と、持ってない時があるし。
そもそもガガさんって、普段は玉持ってるんですか?」
僕の質問にガガは、ふうむと顎をさすり考えている・・・。
「そういえば、どこかに置き忘れたがね」
「お・・・置き忘れた」
「ガガ、マジで言ってんの」
僕たちは驚きのあまり仰け反る。
そんなこと、アリなのか??
「おまえらだって、大事なものをいつも持ち歩くとは限らんだろ?我だって、たまにはどこかに置いたりするのだよ」
「・・・で。今はどこに?まさかなくしたとか言いませんよね・・・?」
僕が恐る恐る尋ねると・・・
「ふん。心配することないがね。だいたい、誰かの頭の上に置いておくのだよ。するとだね」
そう言ってガガは、ニタリと笑った。
「いつのまにか、そいつが幸運になっていたりするのだよ。
その幸せの気を追いかけていけば必ず見つかるから心配いらんがね」
そう言ってガハハと笑う、偉大なる龍神様。
いやいや。
そんなに素敵なものなら、ぜひ僕の頭に置いておいて欲しい
僕は切に願う(笑)。
ちなみに龍神様が持っている玉は、如意宝珠(にょいほうじゅ)。
サンスクリット語で「チンターマニ」と言う。
だけどガガさんは呼びやすいのか、「チンタマーニ」と呼ぶ。
ま、小学生男子なら、ケラケラと喜びそうな呼び名だが(もちろん僕もそうだった。そしてゴメン、妻共々、今もそうだ)
大変神聖な名前なのである。
「チンター」は、思考
「マニ」は、珠
つまり、
「思考することを意のままに叶える宝」
という意味になる。
ねえ、ガガさん。
そんなお宝、置くならちゃんと僕たちの近くに置いてくださいよーー!!
そんなわけで、ガガさんが玉を持っていないイラストを見かけたら、どこかに置き忘れている可能性があります。
もしかしたら、あなたの頭の上にガガさんが置き忘れてるかも!?
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今日もご愛読ありがとうございました!