「おはよーだがね!!」

 





ガガの元気な挨拶が聞こえた。


「お……おはよう、ございます……」


僕は眠い目をこすりながらモソモソと起き出す。

昨日は夜が更けるまで原稿を書いていたから、まだ眠いのだ。


「しかしまあ、ガガはいつも元気よね」

珍しく早く起きたワカが、キッチンでコーヒーを淹れていた。

朝のコーヒーは、なんだか幸せな香りだ。



「そういえばガガさんって、昼でも夜でも『おはよう』って言いますよね」

シャカシャカと歯を磨きながら僕が言うと、


「ふん。なにも我だけではないがね。

おまえら人間だって、その日初めて会った時には『おはよう』と言うではないか」


なるほど。


たしかに昼間に会ったからといって身近な人や親しい人に

「こんにちは」

とは、ならない。

なんというか、他人行儀で言い辛い。


その点、

 

「おはよう」

 

にその制限はない気がした。


「まあ、言われてみればごもっとも・・・アチチ」

口をつけると、舌を火傷しそうなほど熱いコーヒーだった。

そういえば、今週はちょっと涼しい。そろそろアイスコーヒーともサヨナラか。


ガガが続けた。


「誰だって元気に挨拶されれば嬉しいものだ。

そしてだね、それに何かプラスして声をかけてやれば、なお相手は喜ぶがね。騙されたと思ってやってみたまえ」


ガガによれば、


「おはよう。昨日は大変だったね」

 


「おはよう。お、そのシャツかわいいね」

 


「おはよう。今日も白い鱗が輝いて素敵ですね」

注意ガガ限定)

 


という感じで、一言加えるだけで、より一層相手は幸せな気持ちになるという。


みんな「自分だけの一言」には弱いのだ。


「そりゃいいわね。相手が喜んでくれれば、その喜びは自分にも返って来るしね」


世の中の法則で、とワカが付け加えて笑った。


人は単純です。

挨拶ひとつで元気になるもの。

言った人も、言われた人も、両方です。


そして、その元気は小さな幸せをひとつ、またひとつと運んで来てくれます。


さあ、早速やってみませんか?


「おはよう!」


その一言で、あなたも、周りの人も幸せな一日に!!




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