「ところでガガさん」


僕はキーを打つ手を止め、パソコンから顔を上げた。


「なにかね? 我は忙しいのだよ」





ガガがうっとうしそうな声を上げる。

まあ、いつものことである。


「最近、皆さんからのコメントやメッセージをもらうんですが、

心なしか『願いが叶った!!』という報告が多い気がします。

これってなにか理由があるんでしょうか?」


そう、これが最近どんどん増えているのだ。

ガガさんが年明けや七夕に願いを運んでくれた効果もあるだろうが、それにしても最近の願いが叶ったという人の増え方は驚きである。




「ははーん。さてはタカや、おまえ羨ましいのだろう?」


ガガがからかうように言った。


「い、いや、そのあたりのアドバイスができれば僕たちだってファンのお役に立てるじゃないですか。だから僕はですね……」


しどろもどろ。


「え?タカ、羨ましくないわけ?私、めっちゃ羨ましいんだけど!!」


ワカがあっけらかんと言い放つ。

オイオイ妻よ、正直すぎだろ(^^;)

僕は苦笑した。


「ま、もちろん羨ましいですけどね。それに、そうして願いが叶う人ってすごいなと思いますし。

単純になにかコツがあるなら皆さんにも教えたいなと思ったんです」


 

するとガガは、


「それは我のおかげなのだよ」


と、でっかく言い放った!!

と、思ったら、

「……そう言いたいところだが、それはその者たちがしっかりと準備をしてくれるようになった。それがすべてさだがね」


「準備?」

「どーゆーこと?」


僕らは首を傾げる。

 

「いつも言っているだろう?チャンスを与えるのに、我々は最適なタイミングを図る、とな。

諸君の頑張りが見える、多少の実力が付く、さあチャンスを投げるぞと龍神は図っているのだよ」


「ナルホドひらめき電球いくら大きな願いを持っていても、自分の実力が伴っていなければ逆に自信を失う結果にもなりかねないしね」

ワカが納得する。


それを裏付けるかのような記事をみつけました。

東スポさんに掲載された、女子フィギュアスケートの紀平梨花さんへのインタビュー記事。


紀平梨花さんと言えば、言わずと知れたフィギュアスケート界のニューヒロイン。

昨季は、初のシニアデビューにも関わらず日本選手13年ぶりのグランプリ(GP)ファイナル初出場Vを達成したほどの選手です。


そのインタビューの中で、年齢制限により平昌オリンピック出場が叶わなかったことを聞かれると、


「年齢が間に合っていたら、今の自分はなかったんじゃないかなと思います」


と答えているんです。

その理由は、


「上の世代が本当に素晴らしい選手ばかりで、みんな上を目指す空気がすごすぎて(シニア転向が)1年早かったら、私は諦めていたかもしれません。

そこまで背負ってできるほどの自信はまだまだでした」

 

と、いうもの。


つまり、シニアに転向する最適なタイミングだったということになります。


もしかしたら、準備が整わないうち(自信がつく前)に、シニアデビューをしていたら、

今の紀平さんの活躍はなかったのかもしれません。


チャンスは最適なタイミング訪れる。

 


ガガさんが言っているのは、こういうことなんだと思います。


よく質問でも、

「なぜ私の願いは叶えてくれないの?」

「どうして願いが叶うものと、叶わないものがあるの?」

というものがあります。


こういうご質問をされる方の多くが、待ってばかりで自分で行動していない人が多いもの。

あくまでも、チャンスは本人の準備が整った時に訪れる。


それが龍神様の厳しさでもあり、優しさでもあるのです。


「ですよね。ガガさん」


「そうなのだ!だから、タカにはもっと頑張って準備を整えてもらわんと、チャンスは与えられんのだよ」

そう言ってガガがニヤリと笑う。


「え? もっと大きいチャンスをもらえるんですか? そりゃ頑張りますよ!」

僕はそう言って拳を突き上げた!!


なんか乗せられてる気もするけど、こういうノリには乗っておいた方が良いのだ!!

嬉しいこと、楽しいことなら乗っておくに限るのである(笑)。



えいえいおー!!






【小野寺S一貴動画シリーズ】

橋爪大輔、小野寺S一貴さんに会いに行く in 仙台



 



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