今回、僕たちが足を運んだ北海道は、
北海道神宮をはじめとして
帯廣神社など多くの場所でオオナムチさんが祀られています。
オオナムチとは、出雲大社で祀られる
オオクニヌシが、かつて地上世界を開拓する時に名乗っていたお名前です。
オオクニヌシではなく、あえて開拓に励んでいた頃の名前でそのご神徳を頂こうとした。
いかに北海道の開拓に願いをかけていたかがわかります。
ところで。
今では縁結びで有名なオオクニヌシさんですが、
オオナムチを名乗っていた頃に、他にも様々なご神徳を得ていることを皆さんはご存知でしょうか?
たとえば、「播磨風土記」によれば、揖保の郡にある山の名の由来の説明の段で、
『その山は、稲種を置くべし」と云りたまひき。すなはち稲種を遣(や)りて、この山に積みき。
山の形も亦稲積に似たり。故れ、号(なづ)けて稲種山と曰(い)う。
オオナムチが、稲種(種もみ)を置く場所を指示しているのです。
こうやって、国造りのために、稲作を広めるという事業も行ったのです。
また、「日本書紀」にも
オオナムチとスクナヒコと、我が秋津洲の民の夭折(ようせつ:早く死ぬこと)することを憐れみ、
始めて禁薬(くすり)と湯泉(ゆあみ)の術を制(さだ)めき。
伊津の神の湯も又その数にして、箱根の元湯もこれなり。
と書かれています。
これは、民のためにオオナムチが医療を広め、温泉を掘る術を教えたということです。
国を造り、治めていく。
そのために得たご神徳は、
農耕の神様
医療の神様
温泉の神様
薬の神様
と、枚挙いとまがないほどです。
それだけの力を持ったことで初めて、大きな心で国の主になった。
大国主(オオクニヌシ)となれたんですね。
(写真は龍神の教え手帳2019)
そんなオオクニヌシさん。
僕たちも本当に大好きです(笑)。
なにしろオオクニヌシさんにご挨拶に伺うと、必ず何か発展があるんですから。
ぜひ、そんな知識を知った上でオオクニヌシさんやオオナムチさんをお祀りしている神社へ行かれてみるのは如何でしょう?
きっと喜んでくれると思いますよ(*^-^*)
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