僕の新刊でも舞台として登場する、仙台の八坂神社。
僕たちの氏神様である、仙台の愛宕神社。
いつも大変お世話になっています。
ですが、
「あれ?僕の地域にも同じ名前の神社があるぞ」
ということがよくあると思います。
さて、これは一体どういうことでしょう?
同じ名前の神社の場合、多くの場合が同じ神様を祀っています。
八坂神社ならスサノオ。
愛宕神社ならカグツチ。
八幡神社なら応神天皇。
天満宮なら菅原の道真。
・・・・・・
という感じです。
これは、日本の神様は分霊によっていくらにでも分けることができるためです。
新しく神社を建てる時は、大きな神社の神様から分けてもらう、これを「勧請」(かんじょう)と言います。
しかもいくら分けても神様の力は衰えない。
イメージするなら、ローソクの火を別のローソクに分けるような感じです。
いくら分けてもローソクの火は衰えませんよね?
もちろんご利益だって減りません。
だから全国に同じ名前の神社がいっぱい存在するわけです。
そうやってどこにいる人でも神様のご利益を受けることができる。
すごい日本人の知恵ですよね~。
そして各神社で分霊される、もともとの神様。根源の神社が「総本社」もしくは「総本宮」と呼ばれています。
たとえば、八坂神社であれば
京都祇園にある八坂神社の神様が根源となっています。
愛宕神社も京都の愛宕神社が総本宮なんです。
もし機会があれば、日頃からお世話になっている神様の総本社へお参りしてみるといいですよ。
僕たちも日頃からお世話になっているオオクニヌシ様のいらっしゃる
出雲大社にはちゃんとご挨拶へ行っています。
ちなみに特に多い神社の総本社はこんな感じです。
八幡信仰(八幡神社)は、宇佐神宮(宇佐八幡宮)。
伊勢信仰(神明宮、皇大神社、神明社)は、伊勢神宮。
天神信仰(天満宮、天神社)は、太宰府天満宮と北野天満宮。
稲荷信仰(稲荷神社)は、伏見稲荷大社。
諏訪信仰(諏訪神社)は、諏訪大社。
祇園信仰(八坂神社)は、京都の八坂神社。
白山信仰(白山神社)は、白山比咩神社。
一部ですが、ご参考にしてください(*^-^*)
ある意味、身近でお世話になっている神様のご出身地みたいなものかもしれませんね。
しかし、こういう柔軟な考えができる日本人って、すごいものです。
だからこそ、日本にはコンビニの数を上回る約8万社の神社があり、全国津々浦々までご神徳が行き渡るんですから!!
さあ、今週も元気にお仕事に家事、頑張りましょう!!
僕らも元気に頑張りますよ(*^-^*)
皆さん、行ってらっしゃい!!
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