「しかし昨日の情報公開からすごい反響だなぁ」

顔を洗い終えた僕は、ため息を漏らす。


「やっぱりみんなさ、魂の話って興味があるんじゃないの?ふぁ~あ」

ワカがあくびをしながら、寝室から出てきた。

どうやら飼い猫の虎丸がうるさくて、目が覚めたらしい。

我が家は龍神と猫を中心に動いている。


「でも今回の作品は本当に素晴らしいものになったと思うよ。このご縁に心から感謝してる」

僕がしみじみ言うと、


「そうなのだよ!!」

 





と、ガガが鋭く感応した。そして、はっと思い出したように


「おはよーだがね!」


と言った。


挨拶を忘れないのが人間も神様も基本らしい。うちの龍神様はとにかくマナーにうるさいのである。


「おはようございます」と僕。



そして、


「で、なにがそうなんでしょう?」


「おまえらは、心から『いい本を作りたい』『読者を喜ばせたい』と思ったのだろう。それが神様に通じたのさ。

しかしだ。もしもこれが『思ったこと』ではなく『考えたこと』だったなら、叶わなかったかもしれんがね


?????


ガガの言葉に、僕らの頭上に無数の『はてな』が浮かぶ。。


「思ったから叶った? 考えたら叶わない?」

「ちょっとガガ、意味わかんないんだけど」


僕とワカの声が揃った。


「ふん、そのまんまの意味だがね。人間はまだまだこの違いに気付いていないヤツが多いのだ。願いが叶わないと言うヤツの理由のひとつがこれさ」


ここで僕はかつてガガに言われた言葉を思い出す。
「『感謝しましょう』というのはおかしな言葉ではないかね?」

たしかに感謝というのは、自然と心から湧き上がってくるものだ。

「自分はこの人に助けられたから、感謝しなきゃ」

と考えるのは、きっと本当の感謝でない。


そこで僕はハッとした。


「なるほど。神様はその人の心の内にある本音を叶えてくださるわけですよね。自分のやりたいことに考えていろいろ理由をつけているようでは・・・」

そう言ってガガに目線を滑らせる。

偉大なる龍神はニヤリと笑い・・・と言ってもイメージだけど。


「さよう。理由をあれこれ考えて、願いを言っているようでは叶うのは難しいがね」


神様は「考えていること」ではなく、「思っていること」を叶えてくれます。

 


周りにはいつもニコニコしながらも、陰で

「もう、みんな私の邪魔ばかりして!私の時間は私のためにあるのよ!私の時間を奪わないで!」

と、不満を口にしていた人が、いつしか誰にも相手にされない生活を送っている。

そういう人がいます。

きっとこの人は本気で、誰も私の邪魔をすんなと思っていたんでしょう。

そう、神様はその人がいつも思っていたことを叶えてくれたんです。

それがしたいんだと思って。

お陰で周りには邪魔をする誰もいなくなり、たった一人の生活を送っている。
願いが叶ったわけですね。


これは極端な例ですが、それくらい『思う』というのは、引き寄せる力が強いものなのだそうです。


だからこそ、「ありがとう」、「楽しい」、「嬉しい」という言葉が自然と出るくらいになると、

その湧き出る気持ちが神様に届き、自分も同じような感謝をされ、心が自然と満たされていく方向に動き出すんです。



僕たちは昨日、皆さんから勇気の出る言葉と一緒に幸せな『思い』をたくさんいただきました。

僕たちが思っていたことが、発売前にも関わらず皆さんにちゃんと伝わったんだなと、心から嬉しくありがたかったです。



今日も、良い思いを胸に張り切っていきましょう。

僕たちも仕事を頑張ります。





「諸君、今日も幸あれだがね!!!」




ガガさんもエールを送っていますよ(笑)。









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