「タカや、おはよーだがね!」


「っていうか、すでに夜なんですけど星空

ガガの声に僕はPC画面から顔を上げて応える。

窓の外は真っ暗だ。

特に冬は日が短い。


「そんなことどうでもいいがね。それよりも、今日の龍神会議も議論が深まったのだよ」


龍神会議、そういえば朝そんなことを言っていたっけ。


「どんな議題だったんですか?」


「うむ。最近、自立していないヤツが多すぎる!!いう話だがね」


ほうほう、と僕は頷く。

興味がある話である。


「で、結論は出たんですか?」


僕の問いかけにガガは顎を引いた。


「うむ。子供の頃の習慣から抜けられないヤツが多いという結論になったのだよ」


「子供の頃の習慣?」

僕は意味が分からず首を捻った。

いつもガガの説明はいつも大雑把だ。


その様子にガガは「やれやれ、また説明が必要か」と首を揺らした。


「トコロヤ教授も本などで言っているではないか」


「え? ぢんさん(心屋仁之助さん)も?」





春に京都で心屋仁之助さんと会ったことを思い出した。

お茶を飲んだり、お好み焼きを食べたり、とても楽しかった。

ぢんさんと実際にあった人は好きになると思う。とても魅力的な人だ。

 

ぢんさんの本はもちろん僕も読んでいるが・・・


その時の様子はこちら

↓↓↓

ガガ、京都ではしゃぐ。


僕は思考を巡らせ、頭の中の引き出しを丁寧にチェックする。


「あ。『親の教えを破ることが自立』ってやつですね」

僕はポンと手を叩いて言った。


「ただ、親の言うことを聞くのも大事な時あるじゃん?」

すかさずワカが疑問を口にした。



するとガガはふう、とため息を漏らす。

「我が言っているのはそういうことではないのだよ。いいかね」

そう言って偉大な龍神様は指を一本立てて続けた(イメージです)。


「子供の頃は、親の言うことを聞くのは当然だ。それは大人である親の方が理論的な判断ができる場合が圧倒的に多いからな」


「まあ、大抵そうですよね」

僕、納得。


「問題なのは、大人になってからも子供の頃の『誰かに従う』という習慣が抜けずに、他人の言うことを聞いてしまうことだ」


「親のことばかり聞いていた習慣が、大人になっても周りの人の言うことばかり聞くという習慣につながっている、と?」


僕の言葉にガガが大きく頷く。


「さよう。そうやって、自分で考えることを知らず知らずのうちに放棄し、他人の支配下におかれていく。他人の声や評価が気になる。それではいつまで経っても自由は得られんがね」

 


「他人の目や評価が気になるってことは、結局は周りの人の支配下に置かれている。自分を犠牲にしているってことになるわけね」


ワカの言葉に僕は、なるほど!と膝を打った。



「その自立する(他人からの支配から抜け出す)第一歩が、『親の教えを破ってみる』ということですね」


僕が言うと、ガガは大きな口を開けてガハハと笑った。


「自分の考えを持つ。すべてはそこから始まるのだよ」

 



自由は自分でつかみとるもの。

 

そして、自分で考え、判断できるようになるともうひとつ良いことがあります。

 

それは、自分で決めたことだから「進んで行動できる」ようになることです。

 

その積極的な行動にこそ、龍神様も喜んでコンビを組みたくなるものですよ。

 



すると、ガガが突然雄たけびを上げた。


「ややや!!!ところで昨日の絵はなにかね!我は実に気に入ったのだよ」


「あ、あれは次の本に描かれるガガさんのイラストです」

僕はPC画面を指差して言った。


そこには新刊のガガと僕たちの挿絵が表示されている。

ガガが嬉しそうに覗き込んできた。


というわけで、1月発売予定の新刊は内容もイラストも、とても素敵な本になりそうです。今はラストの作り込み本!!

 


 

 

詳細の発表は・・・年明けくらいかな?


きっと多くの皆さんの期待に応えられる作品だと思います。

どうぞお楽しみに!!

 


 







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初著書

 
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