京都から帰ってまだ間もないですが、
今週の僕はまた旅へ出ました。
行き先は・・・
出雲。
目的はもちろん・・・
出雲そば。
いえ、違います（笑）。
もちろんそれも楽しみだったんですが、
やはりこちら。
出雲大社。
いつもお世話になっている出雲大社のオオクニヌシさんへ、正式にご挨拶に伺ったんです。
なにせ僕たちが本を出せたのも、それがベストセラーになったのも。
そして、素晴らしい人たちとのご縁が結ばれたのもオオクニヌシのお力でしたから。
そしてなにより・・・
ガガさんも出雲の神様とは馴染みが深く、相性がいいそうなんです。
なんでも出雲の国には龍神様がたくさんいらっしゃるとか。
まあ、今回の旅は急だったのと、妻ワカが
「私は飛行機が苦手なの！！ タカ、私の分までちゃんとお礼言ってきてね」
ということで僕ひとりの旅になったわけですが。
おかげ（？）で、静かな参拝ができました（笑）。
そして僕が興味があったのが、オオクニヌシさまの他にも出雲にはたくさんの神様がいらっしゃること。
特に古くから出雲国におられた神様にお会いしたく、
出雲四大大神（オオクニヌシ、サダ大神、ノギ大神、クマノ大神）
にもご挨拶をしながら、松江、安来、雲南と回ってきたのですが。
神社って相性があるんですよね。
そうすると、
「あ、ここ好き」
とか
「ここは引き寄せられた感覚がある」
というのがわかるようになるんです。
僕がそう感じたのが
佐太神社（さだじんじゃ）
とても力強く、心地いい感覚でした。
出雲四大大神の１柱、サダ大神を主祀神としていますが、古事記のサルタヒコとも同一視してお祀りされています。
「今年は導きの神様サルタヒコがキーポイントになるがね」
と、ガガから聞いていたので、やはりタイムリーにお会いした神様に感じました。
そしてもうひとつ。
行く予定がなかったにも関わらず引き寄せられるように立ち寄ったのが
眞名井神社（まないじんじゃ）です。
ここの主祀神はイザナギとアマツヒコネ（天津彦根命）。
やっぱりイザナギさんとは切れない関係なんですね、と思いつつ。
アマツヒコネさんとは初めてお会いしました。
この神様はアマテラスとスサノオが誓約（うけい）をしたときに誕生した神様。
出雲大社の国造の祖であるアメノホヒの弟でもあるので、この地で崇敬されているんでしょうね。
いずれにしろ境内は気持ちのいい空気で、参拝できる幸福感に包まれました。
そして、帰宅した僕がそんな出雲国の思い出を話していると、ふいにガガが声をかけてきたんです。
「ところでタカや！おまえ八重垣神社にも行ったよな」
「ええ、行きましたが」
通訳のワカがいないとはいえ、どうやら僕の旅が気になったガガは様子を伺いにちょこちょこ覗きに来ていたらしいのです（笑）。
「あそこに占いの池があっただろう」
「ありましたね」
八重垣神社の鏡の池。
紙の上に10円か100円を浮かべて占う“縁占い”が有名らしい。
「おまえ、我との相性を占えばよかったではないか」
「いやいや。占う必要なんかないじゃないですか。なんだかんだ言っても、僕たちは相性抜群ですから」
僕が自信満々に笑う。
すると、
「我とタカは相性が良いわけがないがね。おまえは我に『出て行け』と言ったのだ。我をイジメたのだよ！！ おかげで我はかわいそうな宿無し龍神になったのだ」
まったく・・・。またそうやって僕を悪者にするんだから・・・。
そう思いながら僕は苦笑いをうかべる。
きっとガガも一緒にワイワイ行きたくてすねているんだろう。
よし、次はワカも一緒に行けるようになんとか飛行機を克服してもらおう。
それがいい。
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