好きな時間。

休日の朝、静かなリビングで読書を楽しむ。

それが僕の至福の時間。

開けた窓から暖かい風が流れてきて、春の訪れを知らせてくれる。

 


 

そうしてひとりの時間を楽しんでいると


静寂を打ち破るように響いてくるガガの声。

もちろん声の主は妻ワカなんだけど・・・


「おはよーだがね!」

 




「あ、おはよーございます」


「まったく、朝からガガがうるさいから起きちゃったじゃない」

とワカ。

どうやらガガが騒がしくて目が覚めたらしい。


「タカや。おまえ、本を読むのが好きだね」

ガガが覗き込むように声をかけてくる。

でも字は読めないらしい(笑)。


「まあ、好きですね。昔はほとんど読まなかったんですけどね。今では大好きです」

僕は苦笑いを浮かべながら答えた。

昔はホントに読書は苦手だったのだ。


「好きになるといてもたってもいられなくなっちゃうんですよね」

興味を持ったらやらずにはいられないのが僕の性分。






映画を観に行く。





好きなアーティストのライブに行く。






野球を観るのも大好きだし、





冬になればスキーにも。




そこでガガが僕たちに言う。

「好きなことがあるヤツは、それだけで人生が充実するのだよ」

 


なるほど、最もである。


「好きなことをしてる時は楽しいですからね。 そういう時間が増えれば自然と人生が良くなる気がします」


「もちろんそれもある。しかし、人間というのは気を集中できる機会が多ければ多いほど人生が充実するのだ」


「気を集中?」


「さよう。誰だって興味のないことに集中せんだろ?」


たしかに!とワカが指を鳴らす。

「嫌なことには集中できないわ。なんか注意も散漫になるし」


「うーん、言われてみればそうかも。逆に好きなことだと夢中になりますよ。それが集中するってことか

僕も思わず頷いた。


「好きなことがたくさんある人間は、普段から訓練になっているのだよ。自然と何に対しても集中することができれるようになる。そうすれば仕事も人間関係もうまくいくように変わるがね」


それにな、とガガが続ける。


「祈りにも集中が必要だろ? 祈りとは宣言だ。ちんたらちんたら祈っていたら、いつまでも気持ちは相手に伝わらんがね」


「た、確かに」

ガガはニヤリと笑いながら続ける。


「あとは好きな人がたくさんいるやつも同じだがね。恋人でも、友達でも、家族でも誰でもだ。好きな人にうまいコーヒーを淹れたいと集中する。うまいメシを作ってあげようと集中する」


「美味しいご飯を作ろうと台所に立つのと、時間だからしかたなく作ろうと思うのとでは、全然違いますもんね」


「そうやって日常で集中する機会が増えれば仕事や人間関係にも集中できる。ミスは減り、自然とうまくいくのだよ」



そうガガは言った。


「しかも祈りの力も増して神様とも意思疎通もしやすくなんて、けっこうお得だわ」


ふむふむと頷くワカのその手には、好きなせんべいが

い、いつのまに・・・。


好きなことがある。

 

好きな人がいる。

 

それだけで人生は充実する。


どうやったら神様に願いを届けられますか?

どうやったら仕事で結果が出ますか?


その答えは意外と簡単なことから始められるのかもしれない。


僕がそう思っていると突然、


「ところでタカや!コインロッカーってなんのためにあるのかね?」


どうやら僕たちが、京都駅で荷物をコインロッカーに預けていたのを見ていたらしい。


「荷物を預けるんです。持って歩くと重いので」


「ほう!! では、我はコインロッカー屋を始めるがね」


「コインロッカー屋、ですか?」


またおかしなことを言い出した。



「かわいいではないか!コインロッカーに我の顔が描いてあるのだ。そして賽銭の額によって荷物を守る時間が決まるのだよ!!」

ガガがどうだ、良いアイディアだろうと胸を張る。

なるほど、ガガもやりたいことがひとつ増えたらしい(笑)。


こんな好奇心が、好きなことを毎日増やして人生を充実させるのかもしれない。

ちなみにいくらのお賽銭なら、荷物をちゃんと守ってくれるのだろうか。

不安だ・・・(笑)。



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