「龍神は神様の使いだからな。人間が神様のことをよく理解すれば我々も間をつなぎやすいのだよ」
という、ガガの言葉で紹介している神様のお話。
日本には個性的な神様たちがたくさん(笑)。
やっぱり龍神だって、神様に願いを届けた時に
「だれ、こいつ?」
と思われるよりも
「ああ、あいつね!! ご苦労さん」
と言われた方が、運んだ方も気持ちがいいそうですから、龍神にも人間にもお得なのは当然です。
そして、本日ご紹介するのが
イザナギという神様です。
御存じの方も多いと思いますが、日本の最高神アマテラスの父親になります。
昔のはやり歌でも
「伊勢に参らばお多賀に参れ お伊勢お多賀の子じゃ 孫じゃ」
と歌われるほど。
伊勢は、伊勢神宮のアマテラス。
多賀は、多賀大社のイザナギ。
これだけ聞くと、どれだけ貴く素晴らしい神様なんだろう、と思うはずです。
ところがところが!!
古事記の中で見せてくれる姿はまさに僕たち人間そのもの。
自分の感情を抑えられないハチャメチャぶりです。
妻が火の神様を生んだ時に大火傷を負って死んでしまうと、その怒りで我が子である火の神様を切り殺してしまいます。
これぞ、史上初の「殺人(神)事件」。
しかも妻を失った悲しみを抑えきれずに、黄泉の国まで追いかけていくあきらめの悪さ。
挙句、黄泉の住人になった妻から
「黄泉から戻れるよう交渉する間は、決して私の姿を見ないでネ」
と言われていたのに、約束を破って思わず見ちゃう。
そればかりか、黄泉での妻の恐ろしい姿を見てスタコラサッサと逃げだす始末。
う~ん。これだけ人間っぽい神様はいないでしょう(笑)。
でもここからが人間が学ぶべき、本当のイザナギの姿。
「やばいところにいっちまった!!」
と、嫌なことがあってもソッコーで前を向く。
そして
「すぐに穢れを祓おう!!」
と、全身を川で清め、汚れを落とすのです。
クヨクヨせずに前を向く。
この前向きさ・明るさ・強さがあるからこそ、大きな未来が開ける。
それを僕たちに教えてくれています。
そして神様だって成長する!
そのお陰で日本の最高神アマテラスや、スサノオという偉大な神様を生み出せたわけです。
「そうなのだ。だからタカにピッタリの神様ではないかね」
「まあ・・・僕もダメダメでしたからねえ」
過去を思い出しながら、僕はしみじみと言った。
「おまえ、勘違いしていないかね?」
「は?」
ガガの言葉に僕は首を捻る。他にどんな意味があるのだろう?
「おまえはまだ、ダメダメのままなのだよ!! もっと成長して我の教えをたくさん広めるがね!!」
「……」
そういうことね。さすがにガガは手厳しい。
僕は苦笑いを浮かべた。
すると、ガガは
「おっと、我は年末で忙しいのだよ。おまえらに付き合っている暇はないのだ。餅をつかんといかんからな!!」
そういうとヒュンと音を立てて飛び去って行った。
・・・一体どこで餅をついているのだ・・・。
そして僕たちの「龍神の教え手帳」でも
イザナギの教えを紹介しています。
僕たちも仙台最古の神社である、
多賀神社へせっせと足を運んでは、イザナギさんへご挨拶しています。
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今日もご愛読ありがとうございました!!