南向きのベランダから差し込んでくる日差しで部屋も暖かく感じられる。

やっぱり、太陽のパワーってスゴイ!

そんなことを考えながらモーニングコーヒーを味わっていると龍神ガガが朝の挨拶をしてくる。


「タカや、おはよー♪」


もちろん僕はガガの声は聞こえないので妻ワカを介しての会話が始まる。


「おいっ!黄身と白身の話だがね!」


おっ!?いきなり来たな。

僕は、心の中で笑みを浮かべつつ、話の続きに耳を傾ける。

だいたいこのパターンは完全な「おしゃべり」である。

僕を無理な注文を付けては遊んでいるのである。


「黄身と白身?ですか?」


はいはい。という感じで僕は言葉を返す。


「黄身と白身をまぜたらせっかくの白身の色がなくなってしまうではないか!自分の色を消された白身が可哀想だがね!」


どうやら卵料理で混ぜるのが気に喰わないらしい……

いや龍神は卵食べないでしょ、と、たっぷりのミルクで褐色を失ったコーヒーを飲みながら思いつつ。


「まあ、料理によっては目玉焼きのように白身を生かすこともありますから……、それよりもガガさん!」


反応を待たずにこちらから質問を返す。

これ以上、ガガのペースに引き込まれないためにはこれに限る。


「日本にはたくさんの神様がいますよね?アマテラスにスサノオ、オオクニヌシ……」


「そりゃいるがね。龍神はそんな神様ともツーカーなのだよ」


自慢気にガガは胸を張った(ような気がした)


「じゃあですよ。龍神と相性のいい神様っているんですか?


実は、これはずっと疑問だったのである。


僕たちはこれまで多くの龍神のいる神社を回ったが、






戸隠神社の九頭龍社と並ぶ奥社に祀られているのも





白龍が3柱いらっしゃる湯島天神も





見事な龍が社殿に巻き付いている手力雄神社も


ご祀神は、タヂカラオなのだ。


タヂカラオは、天岩戸神話で岩戸を開いた力持ちの神様。


他にもスサノオやヤマトタケルのように武力に優れた力強い神様が多い気がしていたのだ。


しかしガガは、


「もちろんタヂカラオなどの力強い神様とも相性は良いがな」


そう言うと、もったいぶったように間を十分に開けてからガガは言った。


「ククリヒメ(菊理姫)は、我々龍族と親しい間柄なのだよ」


マジか!?


意外な神様が出たものだと僕は驚いた。


なんだ、お前知らなかったのか。

という感じでガガは得意げに笑っている……。

見えないけどわかるのだ、ガガの勝ち誇ったような顔が(笑)


というわけで、僕たちも意外だったククリヒメ。


この神様は、イザナギが妻イザナミを追って黄泉の国に至り、逃げ帰ろうとして争った時に、その間に立って二神の言葉を伝え、調和を図った神様。


富士、立山と共に日本三名山のひとつと数えられる白山を信仰する白山信仰の祀神でもあります。

山岳信仰にまつわる神様だけに、山系の龍神と相性が良いのかもしれません。


また、白山の雪解け水は、山に暮らす動植物の命を支え、九頭竜川に流れているのも偶然ではないのかもしれません。


もしみなさんも近くに白山神社がありましたらご挨拶に行ってみては如何でしょうか?

龍神との距離もグッと縮まるかもしれませんよ!



え?そんで卵はどうなったって?白身の悲哀説はまだ続いています(笑)。





さあ!みなさんもぜひ、TEAM梵に遊びに来て自分を生かす場を作りませんか。

最初は皆、ひとりでしたが今ではメンバーになりみんな仲良く神様や龍や仲間と繋がってます!!


イベント開催の祭はぜひお越し下さい。




今日もご愛読ありがとうございました!!



にほんブログ村