Prosopocoilus decipiens (Parry, 1864)

デキピエンスノコギリは、その外形態からビソンノコギリのグループに含まれると思われる。ビソンノコギリグループはニューギニアを中心としてスマトラのスペクタビリスノコギリクワガタ Prosopocoilus spectabilis やオーストラリアのトレスノコギリ クワガタ Prosopocoilus torresensis などを含む、かなりの広い 範囲に分布している大きなグループである。本種はハルマヘラか らの記録があるようだが、広域分布でもない種類がジャワとハル マヘラだけに分布するとは考えにくく、誤記録の可能性がある。(BE-KUWA34号 インドネシアのクワガタ・カブト大特集より)

スペクタビリスノコギリクワガタに似るが、より大型で、♂ の体は細長くツヤ消し状、大あごと頭部は黒色、前胸背板は黒 褐色~黒色で側縁部は黄褐色。上翅は側縁部から翅端部にかけ ては黒色に縁どられ、内側はU字状に細い黄褐色部があり、その内側はやや幅広い帯状に黒色で、肩部から会合部にかけては 細いV字状に明るい褐色、全身黒色の型も出現するが、上翅の中央部はわずかに褐色味がかる、大型の♂は、大あごがスペクタビリスノコギリよりもはるかに長く前方へ伸び、ゆるやかな弓状に湾曲し、基部に側方を向いたやや大きい内歯、先 端から約2/5のところに斜め前方を向いたやや大きい内歯、先端付近にやや大きい内歯があり、前方の2内歯の間にはごく小さい内歯が並ぶ、♀の体は細長くて光沢があり、頭部と前胸背 板は黒色で、上翅は♂と同じ配列の3色だが、周縁部の黄褐色帯の幅はより狭く、中央部は暗褐色。(世界のクワガタムシ大図鑑より)


久々のWD。

今回入手した個体は黒化型ですが、黒化型からも3色個体も出るみたいです。

前々から気になってたノコギリで、頑張って増やします。


本日も最後まで見て頂き、有難う御座います。