62.【外見と中身のバランスがとれた人】~孔子~62.【外見と中身のバランスがとれた人】 内面が高潔な精神の持ち主でも、外面に表れた言動が礼を欠き、徳にそぐわないと、その人は野卑な田舎者となる。 反対に内面が下劣であるにもかかわらず、外面をうまくとり繕って美しくしている人は、これはちょうど心にもない美辞麗句をつらねた公文書のようだ。 内面と外面がほどよくバランスのとれた人物を初めて立派な人といい、この状態を「文質彬彬(ぶんしつひんぴん)」という。 論語