61.【手柄を自慢しない人】~孔子~61.【手柄を自慢しない人】 とかく人は功績を自慢したがるものだが、孟之反は手柄を立てても自慢することはなかった。彼は戦いに敗れて、その殿(しんがり)となって敵の追撃を防ぎ、見方を守りながら引き上げてきた。城門に入ろうとするとき、自分の乗っている馬にわざとムチを入れて見せ、「私はあえて殿を務めたわけではない。この馬がなかなか進まなかったのだ」と、馬のせいにして自分の功を自慢しなかった。 論語