こんばんは、最近ある職場で立て続けに色々な事が起こり、少々参っているパーソナルトレーナー・櫻井です
しかし逆境=試練、乗り越えるしかありません!
それはさておき、昨日日本トレーニング指導者協会研修・交流会に行って参りました!
いくつかの講義を受けてきたのですが、最も印象に残ったのがセフ・フェルホーセン氏の「現代サッカー:ゲームの複雑性と成功要因」でした
セフ氏はオランダ出身のサッカーの名監督として知られ、オランダカップ・ベルギーリーグ・オランダリーグを制覇した経験を持ち、Jリーグの名古屋グランパスエイトでも監督を務めました
その時に育成したのが本田圭佑選手・吉田麻也選手です
いわゆるトレーニング指導者・科学者の講義ではなかったのですが、話す姿からは「一流」の雰囲気がビシビシ伝わってきました\(゜□゜)/
監督としてどのようにチームを勝利に導くのか、を多方面から分析されていたのですが、指導の中で最も大事なものとして「どうやって選手の内的なモチベーションを作るか」という事を挙げていらっしゃいました
① 明確に伝える
一人一人の役割をはっきりと伝えること。
ルール・約束をはっきり伝えること、そのルールを決めた理由をはっきり説明すること。
② 目的設定
リアリスティックな目的を作る。
何を目指すか?どうやって目指すか?何をしないといけないか?
目的は羅針盤(ナビゲーション)として使う。
今どこにいるのか?これからどこに進むのか?
目的は必ずしもチームの順位(勝敗)だけではない。
③ 一貫性と誠実性
一貫性:
哲学に関して・・・たとえ連敗しても自信を持って選んだ道を継続する。
人間に関して・・・ルールと約束をちゃんと守る。
誠実性:階層はあるが、責任に関しては全員平等。
④ コミュニケーション
グループとしてのコミュニケーションだけだはなく、個人的なコミュニケーションが重要。
コミュニケーションとは単なる会話能力ではない。何も言わないことや、伝えるタイミング・声のトーンなども含まれる。
相手が言いたいことを理解する能力も必要。
⑤ いい雰囲気
サッカー以外の活動で良い雰囲気を作るための活動は必要ないが、サッカーに関する活動の中ではバラエティを作った方が良い。
①~⑤がよくできれば自動的に良い雰囲気が作れる。
そして選手が安心してベストを尽くせる。
クラブの雰囲気もプロフェッショナルなものになる。
選手として成長できるような状況を作り出すのが監督の責任である。
以上がその内容ですが、サッカーに限らず一般社会でも同じようなことが言えるのではないでしょうか、非常に参考になりますね
同じ日に衆院選がありましたが、日本のリーダーにもぜひこのような気概を持ってほしいものです