陸上競技の遺伝子 | パーソナルトレーナー集団大阪神戸拠点とする「atease」 のブログ

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fujimuraです、世界陸上もいよいよ最終日ですね。



今日の男子マラソンでは、ケニアのキルイ選手はぶっちぎりの強さでしたね。



最近、中長距離におけるアフリカ勢の強さ、特にケニア選手の強さというのは際立っているように思います。



それでは、今大会で、ケニア選手はどれぐらい活躍したのでしょうか?


参考までに、今回の世界陸上の中長距離において、8位までに入賞したケニアの選手を挙げてみました。



男子800m 
1位 デイヴィッド・ルディシャ
7位 A.イエゴ


男子1500m 
1位 アスベル・キプロプ
2位 サイラス・キプラガト


女子 3000m 障害
3位 M.チェイワ
4位 M.ヌジョロゲ
5位 L.ロティッチ


男子 3000m 障害
1位 E.ケンボイ
2位 B.キプルト
7位 R.メートロング


女子5000m
1位 V.J.チェルイヨト
2位 S.J.キベト
5位 M.チェロノ
6位 L.C.マサイ


男子10000m
5位 M.マサシ
6位 P.キルイ


女子10000m
1位 V.J.チェルイヨト
2位 S.キプイエゴ
3位 L.C.マサイ
4位 P.チェロノ


女子マラソン
1位 E.N.キプラガト
2位 P.ジェプトゥー
3位 S.J.チェロップ


男子マラソン
1位 A.キルイ
2位 V.キプルト
5位 D.B.トゥモ
6位 E.キプタヌイ



・・・なんだこりゃあせるというか、す、すごすぎる・・・( ̄□ ̄;)


女子10000mとマラソンなんか、上位独占かよ・・・


男子マラソンもワンツーフィニッシュやし・・・


多いとは思ってましたが、リストアップすると改めてその強さがハッキリしますねアップ



このリストにお隣のエチオピアの選手を加えると、あまりに多すぎるので外しましたが、それにしても凄いビックリマーク



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まだ、女子800mと男子5000mが残ってますから、さらに入賞者が増える可能性もあります。



なぜこれほどにケニアの選手は強いのでしょうかはてなマーク


よく言われているのは、ケニアは公用語が英語であること、観光業が盛んなため、国内の道路交通網が発達していることなどがあって、海外遠征や外国のコーチを招聘しやすいことなどが挙げられています。



しかし、世界のトップで活躍するケニヤ人中長距離ランナーは、ケニヤの中央西部のナンディ地区に住むカレンジン族が圧倒的に多いそうです。



このナンディ地区、人口はケニア全体の2%以下しかないそうです。



この小さな地区出身の選手が、世界で活躍して帰ってきて、賞金で裕福な生活をしたり、ランナー育成キャンプを作ったりして後進の指導を行ったりしているので、優秀なジュニア選手がますます集まっているそうです。



民族や部族によって運動能力や知性に違いがある、という考え方は人種差別につながる。という理由である種のタブーとされていますが、これだけ際立った結果を見せつけられると、やはり遺伝的に向き、不向きがあると考えるのは自然な流れなのかも知れませんね。


日本人選手もよく頑張ってますが、こういうのを見るとなかなかキビシイなあーあせる