そういえば後輩の生いっちょうとティ・カトウ劇団の次回公演はいつなんですかと聞かれた。

前回、参加した時に台詞覚えるのが嫌すぎて泣いてた生からそんな話がでてくるなんて。

時間がたてばすべて良い思い出になると言うアレだろうか。


ティ・カトウ劇団とは僕がたった一人ではじめた劇団だ。

入団条件はたった一つ。

「変態であること。」

人は誰しもが変態である。これは僕の持論だ。

だけどそれを認め世に出そうとする人間は少ない。そういう人だけがティ・カトウ劇団に入団できる。

最初の入団者はハニートラップ梅木。詳しく書くとアウトなのでここには書かないが、けだし変態である。

その後にスカウトして入ってきたのが

後輩の芸人相原。

元芸人でプロ雀士の赤羽ななせ。

相原は死んでしまい、赤羽は出産の為、同時期に劇団を脱退した。

奇しくも「生と死」が二人の脱退の理由となった。

きっとその二つだけが

変態という業から逃げられる理由なんだと思う。

そして残っているのは真性変態の梅木だけとなっている。

前回の公演では

「変態のデパート」

しんじ軍団の皆様に参加していただいた。

みなえりすぐりの変態達だ。

おかげさまで第一回公演は成功した。

みんな楽しかったと言っている中で一人だけ、もう嫌だと泣いていた生いっちょう(おそらく、

彼は変態としての血が薄かったのだろうと思う。変態に憧れているだけの存在。キン肉マンで言

えばジェロニモのポジションだ。)

そんなジェロニモいっちょうが4か月という時を超え、パパになり

「もう一度、ティ・カトウ劇団をやりたい」

と言ってきている。

これはもうやるしかあるまい。

次回公演のビジョンは見えた。

参考文献としてこれから読んでみます。

寺山修司 「畸形のシンボリズム」