目が覚め時計に目をやる

『5時半か…』

小鳥の声は聞こえないが カーテンの隙間から朝日が
オレンジのベールを敷いていた


天井に目をやる

『朝日や夕日の拡大写真が貼ってある』

朝の始まりや一日の終わりを感じさせる
オレンジの眩しさが心地よかった


記憶を失う前の自分がどういう人間であったか
周りに聞くのにもそろそろ飽きてきたところだ

最近のボクのやり方はボク自身の持ち物調査だ

ひとつひとつ何か意味のありそうな付箋の数々
至る所に貼ってある

でも決して適当に貼ったのではなく
意味のある貼り方で『ココ』ってトコに
色んなコトバが部屋中浮かんでいるって
感じなんだ


ボクの前の仕事なのか趣味なのかは
分からない…が
剥がせない感じと捨てられないのは
きっとボクの何かがそれを必要と
しているからなのだろう


すべてのものがオレンジなんだってことに気がつく

目覚まし時計・腕時計・サングラス・鏡のふち
デジカメ・コーヒーカップ・カーテンetc。。。

記憶を失くしてもスキな色は変わらないみたいだ

中には何に使うものか分からないものもある^^;


すべてはボク自身が集めたものなんだね


ひとつひとつに恋をして目を奪われ購入しては
使い、手入れをし、大事に保管する

そうやって『恋した』あるとあらゆる『想い』が
部屋中にふつうにあって不思議と癒されるんだ

まるで前の自分に『ダイジョウブ』って身守られてる
そんな感じがしてならないんだ
何をするにもドコに行くにも記憶はなくても
怖さがないのは、きっと…ってね。。。



誰かに恋…してたのかなぁ。。。ってね^^

思い出せないのはお互いにとって悲しい現実
だけど…きっと前の自分が教えてくれるって
そんな感じもするんだ

相手の事は思い出せなくても
相手がボクのことを覚えてる限り
ボクは彼女の中で生きられるし
そんな彼女の為に前へ進めるって
思うんだ。。。



ボクの出発地点はカーテンを開けた
オレンジの朝日から始まる



『ORANGEDAYS』ひとつひとつに恋をしよう。。。

                              ~orangesky~