その後、二人で手をつないで拝殿に向かう。瑠美によると、音子には拝殿で待ってもらっているらしい。
「音子ちゃん、よろこんでくれるかな……」
「よろこんでくれるさ。今になってやっとわかったけど、花火のときに言ってたことを考えると、告白のことは知ってたんだろう?」
「うん、たぶん。直接は話してないけど……」
「それなら大丈夫さ」
そして、拝殿の前までついた。音子はお賽銭箱の淵のところに座っていた。
「その様子だと、上手くいったみたいにゃーね」
「「ああ(うん)」」
二人揃って答える。
「本当に……本当によかったにゃ。よかったにゃー!」
音子は俺たちに飛びついてくる。
「よかったにゃ!よかったにゃ!二人とも、にゃーにとってはすごく大切な人だから、二人とも幸せになってほしかったにゃ。たぶん大丈夫とは思ってたけど、それでも、もしシンヤが断ったらと思うと、気が気じゃなかったにゃ。ほんとに……ほんとうに……よかったにゃーーー!!うぇーん!」
そういって音子は泣き出してしまう。
「音子ちゃん、私こそ、本当にありがとう。音子ちゃんが支えてくれたから……ぐすっ……音子ちゃんのおかげでお兄ちゃんが好きだって気づくことも……ぐすっ……できた。だから、本当にありがとう」
音子につられて、瑠美まで泣き出してしまう。
「まったく二人とも……。でも俺も、音子のおかげで、瑠美を女性として意識してるって気づくことができたから、その……本当にありがとう。これからもよろしく」
「ぐすっ……私からも、これからもよろしくね」
「う……ぐすっ……も、もちろんにゃ!」
そして、俺は満面の笑みで告げた。
「よしっ!じゃあ、帰るか!俺たちの家に」
「「うん!(にゃ!)」」
二人とも、満面の笑みで返してくれた。