書名:国家の品格
著者:藤原正彦
出版社:新潮社
発売日:2005年11月
 
 
 


 
個人的評価:★☆☆☆☆
 
一昔前のベストセラー。
大学の図書館で見つけ、借りて読んだ本です。
 
正直……微妙……。
 
言ってること自体は、大筋では同意できるところもある。
「英語教育よりまず国語教育を」とか「弱者への同情の念を持て」とか「自分の核を持つためには情緒が大事」とか。
そういったことには、少なからず同意できます。
 
でも、欧米その他の外国をけなしすぎ。
日本を美化しすぎ。
別に、自分は日本を低く見ろといいたいわけではないです。
ただ、あまり「古き良き日本万歳」しすぎるのは、読んでて微妙に感じます。
他国の良きと思う部分を取り入れ、自国の悪きと思う部分を排し、現在の自国の良きと思う部分はより伸ばす。
各国がそうした形でやっていけばいいのであって、日本のやり方(しかも著者の考え)を他国に押し付けるのは、それは傲慢だと思うのですよね。
 
まあ、最初に書いたとおり、一昔前にはかなり売れたみたいですが、個人的には「なんでこんな本がベストセラーに?」って気分でした。
失礼かとは思いますが、ただし、正直な感想。
もう返却してしまって手元に本がない状態で感想を書いているので、多少内容がズレている部分もあるかとは思いますが、そのへんはご容赦ください。
 
個人的には、この本を読むよりかは、麻生太郎の「とてつもない日本」とか、筑紫哲也の「若き友人たちへ」をオススメしたい。
前者は“日本がどういう方向でやっていくことができそうか”ということの指針として、後者は“ゆっくり立ち止まって考える機会になる本”として。
 
ベストセラーだということに対する期待が大きすぎたということもあって、個人的評価は星1つとさせていただきました。
借りて読む分には、アマゾンの星3つのレビュー(一番、良し悪しを含めた意見が見れる)を読んで気になるのなら読んでもいいかもしれない。
ただ、買ってまでして読むことは、オススメしない。