こんにちは!
東京世田谷の自宅で紅茶やハーブティーの資格取得をめざす、ティーコンシェルジュ修行中☆marjoram(マジョラム)☆です
ハーブティー・紅茶・食器・インテリア好きのみなさんとつながれたら嬉しいです♪
♪初心者歓迎♪
1都3県もいよいよ、緊急事態宣言解除ですね。
不安が拭えないのですが
延期となっていたティーコンシェルジュの講座も、実技の授業が開始になります!
ということは、遠からず試験もやるわけですよね…
なかなか出題範囲をフォローアップしきれませんが、今日も続きを復習です。
味わい楽しむ、二次機能
ハーブティーや緑茶、紅茶などには、食品の一次機能である栄養素、特にビタミンやミネラルが多く含まれていることをこれまでに学びました!
今日は、食品の二次機能「色、味、歯ごたえ、舌触り」など、感覚器に働きかけ、食べたときに美味しいと感じさせる機能についてまとめます。
これは、超大事な機能ですね~
色素成分
色素には、天然色素である動物性色素と植物性色素、その他合成色素があります。
植物性色素はさらに脂溶性色素と水溶性色素に分けられます。
1.ポルフィリン系色素
a.クロロフィル色素(葉緑素):緑。
・緑黄色野菜、海藻、果実、緑茶などに含まれる。
b.ヘム色素:赤。
・食肉、マグロなどに含まれる。鉄を含む色素たんぱく質。
2.カロテノイド系色素
抗酸化作用、粘膜を正常に保つ、免疫力強化などの機能がある。
a.カロテン類:黄、橙、赤。βカロテン、リコピンなど。
・モロヘイヤ、かぼちゃ、にんじんなどの野菜、
マリーゴールド、ローズヒップなどのハーブに含まれる。
b.キサントフィル類:黄、橙、赤。ルテイン、カプサイシンなど。
・そば、とうもろこし、ほうれんそう、とうがらし、レバー、卵黄、
さけ、えび、かに、いくら、みかんなどに含まれる。
3.フラボノイド系色素
肝機能を回復、目の疲れに効く!
a.アントシアニン系(ポリフェノール):pHで変色。
・ブルーベリー、ぶどう、すいか、なすなど、
ハイビスカス、マローなどのハーブに含まれる。
4.その他の色素成分
クルクミン(ショウガ科のハーブ。ターメリック)
ベタニン(赤ビート)
キノン系色素など。
ティーの色を見て感じることで、五感に影響を受けます。
お茶の緑は癒しの効果、ハーブティーの黄色や赤は元気になる効果の色だそうです。
紅茶のオレンジ色は元気や優しさ、茶色は安心感が得られるそうです!
色を楽しむために、白磁やガラスのカップでティーを飲むのもおすすめです
■5つの基本味
1.甘味(かんみ)
エネルギーを生む。
…糖類・アミノ酸類
2.塩味(えんみ)
ミネラル・ナトリウムを補給
…塩化ナトリウム
3.苦味
風味を増す。大量は「毒」。
…アルカノイド系(カフェイン、テオブロミン)
コーヒー、茶、ココア。
…フラボノイド系(ケルセチン、ヘスペリジン)
たまねぎの皮、みかんの皮など。
4.酸味
食欲増進効果
…酢酸、アスコルビン酸、コハク酸、りんご酸、クエン酸など
5.旨味
身体を強くする。
…グルタミン酸、イノシン酸など
6.辛味(からみ)
…イオウ化合物。
7.渋み・エグ味
…タンニン。あく。
香りには、アロマとフレーバーの二つの表現があります!
■アロマ
…鼻から吸って感知される香り
■フレーバー(風味)
…舌で感知する味わいと口に入れてから感じ取った香りが一体化してできる味
・トップノート:ブレンドしたときに最初に感じる香り
・ミドルノート:途中で感じる香り
・ラストノート:最後に感じる香り
■香り(アロマ)のグランドレベル
・主なアロマの階層とそのアロマをもったティー一覧
香りが、お湯によって揮発し、鼻から体内に入ることで、香りが脳に伝わり、リラックス効果など身体に影響を与えます。
また、口に含んだティーは、舌下の毛細血管から一部の栄養素が吸収されます。
ハーブティーや紅茶を味わい楽しむ二次機能には、色素成分(視覚)、呈味成分(味覚)、香気成分(嗅覚)のほか、テクスチャー(舌触り・触覚)があります。
例えば、マローブルーには、ねっとりとした粘着質な舌触りが感じられますが、粘膜を保護する機能があります。
テキストには書かれていませんが、ティーやコーヒーを作る際のお湯を注ぐ音(聴覚)も、ティーを美味しくさせる効果があると思いませんか!