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ひとえに家事と言っても分類してみると、いろいろなお仕事が。洗濯、掃除、ご飯支度、、、。今回目をつけたのは、食後の後片付けです。

•••••食後の後片付けと言っても、これもまた細かく作業を分けてみると、食器をさげる、洗う、流してカゴへ入れる、または、予洗いして食洗機へ、大きなザルや鍋を洗う、、、。する方はこの後すぐに食器を拭いて棚へ、、。

我が家の場合、朝も時間がなく、夜もバタバタしているので、とりあえず入る分は食洗機、それ以外は洗いカゴへ入れ、自然乾燥させ、食器を棚へ入れるのは翌朝朝一の私の仕事でした。

•••••でもある時、この作業は子どもでも出来ると思い、朝の支度が早くなってきた娘をスカウトすることに。

•••••家事はいつどのタイミングでやるのが一番効率的かを重視し、この仕事をいつ長女にやらせようかと考えました。

•••••本来なら私が以前からやっていたように起きてすぐのタイミングが理想かもしれませんが、長女には起きるとすぐにインコの世話の仕事があること、また朝私がキッチンで朝食の準備をしている所に娘も加わると錯綜しそうだということがあったりして。娘が朝食を食べ終わり、お皿を下げるためにキッチンへ来たところですかさず勧誘です。

•••••「ねぇ、見て洗い終わった食器がこのままになってるの。このお皿棚に戻すお仕事やってみない?」

しかし5歳児とは違い“お仕事”というかわいい言葉にもなびかないのが小学生。

「えーっ、そんなことしてたら、支度間に合わなくなるよ、これから歯磨きとか着替えとかしなくちゃいけないのにー。」

副業系お断りのテンション。でもこちらだってすぐには引き下がりません。

「すぐ終わるよ、3分で終わる。はかってみようか、本当に3分だから。」

キッチンタイマーを取り出し、3分にセット。

「はい、よーいスタート!」

スタートと言われれば走り出すのが小学生。腑に落ちない様子のまま、作業にとりかかります。

•••••何でも初めが肝心。一番最初にそのお仕事をやらせる時は、しっかりと見守りましょう。最初にしっかりインプットされると、それがしっかり定着することが多いです。

•••••お家の方の言葉かけも大事です。基本的には子どもが困っていない限り、教え込もうとする必要はありません。

「そのお皿、置く場所分かる?、、そうそう、よく分かったね。お皿も割れないようにゆっくり置こうね、すごく上手!」注意を促したい時は、 「お箸はね、こっちの向きで揃えて入れておくと見た目もきれいだし、取り出しやすいんだよ、やってみて、、、そうそう上手。」

こんな具合はどうでしょう。

•••••本当に3分で終わりました。3分で終わるとか断言した手前、終わらなかったら交渉不成立の危機でしたが、今回はうまくいきました。

「じゃあこれからは毎日、朝お皿をさげる時にこのお仕事をしてね。」と告げて、次の日からは様子をみます。

•••••次の日、長女は奇跡的にそのことを覚えていて、食器をさげるとすぐに食器を棚に入れ始めました。こういう時はすかさず、

「よくお仕事覚えてたね‼︎ママは忘れてたよ、なんで覚えてるの!すごいじゃん‼︎」 大袈裟なくらい褒め称えてあげてみてください。褒められることで自己肯定感が上がり自信に繋がります。娘も得意げです。

•••••次の日も、またその次の日も娘はその仕事を忘れずに行いました。私としては習慣づけが成功した最短記録でした。

しかし5日目の朝、食器をさげた後、そのままキッチンをスルーしてしまいました。忘れているなと確信できた時点で早めに声をかけます。

「なんか忘れ物があるんじゃない?」

忘れてる!ちゃんとやりなさい!といった直接的な言葉かけよりも、このくらいの間接的な言葉かけの方が子どもの自発性を促せます。

娘はすぐに気づきお仕事をしました。 •••••物事を習慣づけるのには3週間かかると言われています。一見すぐに身についたと思えても3週間は目を離さないでください。おうちの方も大変ですが、無事それがしっかりと習慣になれば、おうちの方の負担も減ります。

••••• 今回は割とスムーズにいきましたが、失敗した事もあります。長女は未だにお風呂に入る時、上の服と下着を一緒に脱ぎ、それをダンゴのまま洗濯カゴへ放り込みます。私は洗濯を干す時に毎回そのダンゴを引き剥がし、イライラすることになります。いくら言ってもなかなか治りません。お風呂に入るタイミングが同じ時はすかさず注意するし、一緒に洗濯物干しをする時はダンゴを渡し、自分でダンゴを解かせるのですが。

••••• 身の回りの事、身支度、片付けなどの習慣づけは、それをインプットするタイミングが重要だと感じています。それを初めてやる時、その時です。例えば歩けるようになり、初めて外履で出かけた日、帰って来て玄関で靴を脱ぐ、玄関で靴を揃えるということを習慣づけさせるのはこのタイミングです。“こういうもの”をしっかり印象付けるのです。長女のダンゴの服の件なら、本来自分で服を脱着するようになった頃にしっかり教えておくべきでした。その頃は私もそういう事の認識が甘く未だに苦労する羽目に、、。ダンゴめ、今に覚えていろよぉ〜😆