TEB - Pechalat・Bourzat / Pasquale Camerlengo | LOVE FOR FIGURE SKATING AND MUSIC

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フィギュアスケート、映画、好きなものについてまったり書いています。

ノーミスとはいかなかったようですが、FD2位。総合2位。滑っている選手が楽しんでそうだと観ていて楽しいものですアップ

FD-"Mummy and Pharaoh"(2011-2012 season)



Absolute Skating 11月13日記事より
パスカーレ・カメレンゴ氏インタビューより抜粋

-ペシャラ/ブルザ組について質問です。この夏から先生のもとにいますよね。他の組よりキャリアが長い分、難しいんじゃないかと思うんですが。スタイルが固まってるんじゃないかというか。。。

なるほど~。ある年齢になると上達できないとは思ってないです。もし『もう30だから学べることがない』という思い込みがあるなら、それは間違ってるんですよね。自分自身、18の頃より28の方がもっと学ぶことがありましたよ。年齢とともに成熟する。アイスダンスでは大事なことです。自分がやってることを客観的に理解でき、それに自信ももてる。大切ですよね。

コーチの変更は大変なことです。それぞれ違うアプローチ法を持ってますし。黒から白へいきなり変えるなんてやっちゃだめでしょ。でもダークグレイから、グレイへ、それからライトグレーへ、で、そこから白へなら大丈夫でしょ。そんな風に少しずつ、すこーしずつ変化していけることをわかってもらう。上達して、今まで一度もやったことがないことができるんだ!と気づいていってもらうわけです。

-たとえば?

ペシャラ/ブルザ組は最近『Zhivago』、『Chaplin』、『Circus』なんかを滑ってますよね。ダンスするというより、演技するという感じでした。で、今年のFDでは違うコンセプトでいきました。「合わせること」に重点をおきました。そのための大事な視的効果として、そっくり同じ動きをしないといけない。多分これは2人が慣れてないことです。どちらかというと気持の表現を重視してきていた。今回は「正確さ」が大事になった。動きがクリーンに見えるためコンパルソリーのエレメントをしっかりさせないといけなくなった。たまに「それはできないっす。自分たちが習ったやりかたでやらせてください。」というかもしれません。が、「まぁまずやってみて、どう思ったかきかせてほしい」というやりとりがあって。で1、2回とやってみて「いやこれ多分できる。」となる。最終的に限界があるわけじゃないと気づく。単にまだ習得できてないだけ。そうやって自分達が思った以上に学んで、上達していくわけですね~。

-今季の振付はどなたが。

違う人達とコラボいう形でやりました。2人はそのやり方に慣れてたようだし、こちらもそうであってほしい。自分も振付師なんだけど、分野によっては自分より優れた人はいると思ってる。FDについては仏で振付してもらって。腕の動かし方とか習得したようです。ヒップホップのスタイルが取り入れられた動きや、面白いつなぎがあったり。それをアンジェリカと自分で氷上用へとステップなんかをつくっていった。エジプシャンがテーマですが、ダンスや音楽は現代的です。『最後の誘惑』のサントラに入ってるミドル・イースタン風のメロディから始まって、だんだんテクノ風な音になっていくんです。

SDに関してはラテンダンススタジオに2人を連れて行ってラテンダンスの基礎を学んでもらった。振付がそこでされたわけじゃないけど、ラテンダンス特有の動きを取り入れてもらって、振付自体はアンジェリカと自分で行いましたよ。