夕ごはんを頑張って作っている。

 

 

 

毎日黙々と。

 

 

 

色んな念が入っちゃってるかも

 

しれないくらい必死に作ってる。

 

 

 

 

 

 

朝も昼も

 

食べたり食べなかったりの

 

不登校息子たち。

 

 

 

 

 

夜ごはんだけはバランスよく

 

食べてもらいたい。

 

 

 

 

そして不登校により、

 

 

学校行事もPTAも

 

習い事や塾の送迎もなくなり

 

部活の応援も出来なくなった

 

お母さんとしての最終兵器的

 

愛情表現の場として残されたのが、

 

私にとっては夕ごはんづくりだった。

 

 

 

 

だから、苦手だけど、下手だけど、

 

頑張っている。

 

 

 

できたてを食べなくても、

 

作っても食べなかったりしても、

 

私は毎日、淡々と作る。

 

 

 

 

 

自分のふがいなさや

 

家族への苛立ちや

 

これからの不安に対し、

 

玉ネギを黙々と切りつつ

 

涙したりしながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、この前息子が、

 

「昨日のあれ、美味しかった」

 

とぼそっと言った。

 

 

 

 

 

 

え?

 

私はうれしく、心踊り

 

ありがとうと

 

素直に言った。

 

 

 

 

 

「またあれ作って」

 

 

と言う息子に、

 

 

なんか親子っぽい会話~

 

 

と内心涙しながら、

 

 

わかったー

 

 

とつとめて平静を装おって答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ

 

料理頑張ろうって思う。