21世紀の現代において、あのナチスドイツによる蛮行を肯定する人はいないでしょう。

では、当時を生きた人たちはどうだったのか。

 

今ほど通信手段が発達していなかった当時でさえ、ドイツでユダヤ人が迫害されていたことは全容がつかめないまでも世界に知られていたといいます。多くのユダヤ人難民が救済を求めて各国に逃れてきていたのですから。

 

それでも、ドイツが敗戦するまで世界は根本的な解決ができなかった。これが現実です。

現代を生きる私たちにできることは、多くの人命が失われていることを知りつつ解決できなかったという80年前の過ちを繰り返さないことです。

 

中国共産党によるウイグル人、チベット人への民族弾圧がここまで世界に知られているというのに、ほぼ何もできない、何もしない私たち。

 

ウイグル人の強制労働により作られた新疆綿を使っていると疑われたにもかかわらず、「ノーコメント」を通すグローバル企業。その企業の製品を「プチプラで高品質」などと無邪気に買う消費者。

 

こと中国関連の悪いニュースについては、無視するかトーンダウンして伝えるマスメディア。

 

深刻な人権問題にもかかわらず、非難声明ひとつ出すことさえできない政治家。

そして、国連も役に立たない。そうでしょう、当の中華人民共和国が安保理常任理事国という、その程度の組織ですから。

 

ああ、80年前もこうして人命が失われている事実を見過ごしていたのだなと。何が21世紀は人権の世紀だ。

 

この問題について私にできることは何だろう。

まずは、悪事を見逃すグローバル企業の製品は絶対に買いません。不買も少なからず圧力にはなりますから。