倒産から約2週間後、社員への説明会
借金取りに追われ、自宅や会社に近づくのは危険な為、貸会議室を借りて行うことにした。
説明会より約1時間前に顧問弁護士と喫茶店で待ち合わせして事前の打ち合わせ
そして会場に入る。
社員からしたら倒産は突然のことで驚いただろう。
私をにらむように見る社員もいる。
弁護士さんからの挨拶の後に私から倒産に至った経緯を説明した。
何も隠さず、出来るだけ丁寧に説明した。
だが信じられないことが起きた。
管理部門の管理職で、私がどれだけ苦労してきたか、
どれだけ悩んでいたか、M&Aや事業譲渡など色々とあたってきたことを知っているはずなのに、もっと良い対処は無かったのか?
まるで私が何もしなかったかのように裏切りと思うような発言をされた。
社内で1番身近と言える人間が、そのような発言をすると他の社員の不満も爆発する。
私が経費を無駄遣いしたのじゃないかとか、役員報酬高いのではないかとか。
社長になってから経費はほとんど自腹。
2年前まで役員報酬は月100万にも届かない。
それで金融機関などの借入金の連帯保証は4億超える。
ハッキリ言って割に合わない。
それでも必死に頑張ってきた。
信頼していた社員からの裏切りはショックが大きかったし、ある程度覚悟していたとはいえ社員達から空気のように無視されるしのは、とても辛かった。
社員ファーストで頑張ってきたのに。
40人近くの社員の中で、お世話になりました。と言ってくれたのは3人だけだった。
3人でも言ってくれたのはありがたかった。
15年間、何のために頑張ってきたのだろう。
家に戻り、悔しくて泣いた。
泣いても何にもならないと分かっていても涙が止まらなかった。