オルカ・フィル マーラー交響曲第7番 | ひろ@音楽的生活

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ご来訪ありがとうございます。
ゆっくりと再開します。

台風が日本海に抜け、台風一過の爽やかな一日を期待していたのですが、
朝から大雨の名古屋でした。
それにしても降り過ぎ!
河川が氾濫しないか心配になります。
ところによっては被害が出ているようです。
お見舞い申し上げます。

さて、今日は名古屋マーラー音楽祭の日。
オルカ・フィルハーモニー管弦楽団が交響曲7番を演奏します。
7番を実演で聴くのは初めてですし、頻繁に演奏される作品ではないので、
以前から楽しみにしていました。
もちろん、オルカ・フィルを聴くのも初めてです。

オルカ・フィルとは?
2006年8月、名古屋大学交響楽団OBを中心に結成されたそうです。
名称オルカは、名古屋の象徴「鯱」のこと。
歴史は浅いのですが、IQが高そうなオケですね。^^

全5楽章、時間的にも普通の交響曲2つ分と大規模。
コンサートホール建物内で開催中である、
棟方志功の26mにも及ぶ長大な「大世界の柵」という版画作品を観るような思いです。

7番は真面目なのかユーモアなのか、聴き手を迷わせてくれます。
セレナード風の愛のささやきもあれば、人生に絶望し喘ぐ声も聞こえます。
泣いて、笑って、怒って、悲しんで・・・さまざまな人間感情を、
愛し、許し、諦め、希望を見い出し・・・さまざまな人間の営みを、
その人間を取り巻くこの世のあらゆる要素を包括したかのような音楽。
それこそ「大宇宙の音楽」とでも呼びたくなりますね。
やはり、マーラーって、人間くさい音楽を書いたのだなと思います。
名古屋マーラー音楽祭
オルカ・フィルハーモニー管弦楽団 第5回定期演奏会
2011年9月4日

マーラー   :交響曲第7番 夜の歌

指揮     :角田鋼亮
管弦楽    :オルカ・フィルハーモニー管弦楽団

会場     :愛知県芸術劇場 コンサートホール
指揮の角田鋼亮さんと言えば、今年1月に演奏されたハンス・ロットの交響曲を思い出します。
ちょうど名古屋マーラー音楽祭の開幕の日でした。
あの日の大雪を忘れることができません。
そして今日は大雨。
角田鋼亮さん、何か不思議な運命をお持ちかな?

さて、ハンス・ロットの演奏はどうだったかというと、
作品の珍しさが先行し、演奏の内容はあまり覚えていません。
角田鋼亮さんの指揮も印象が薄かったようです。

今日のオルカ・フィルとの7番も、卒なく振られていて、
様々な要素のある複雑な音楽を上手くまとめていらっしゃいました。
トレーナーとしての力量は確かなようです。

でも、今回も終演後の印象の薄さは否めないです。
あぁ、いい演奏だったで終わってしまうように感じます。
表面的には整っていたでしょうが、マーラーは眠っていたかな?
もう一歩、作品に踏み込んで、マーラーを慌てさせて欲しかったな。
そう、人間くさくね。(笑)

もちろん、オケの力量にも拠るので、
指揮者が強い表現意欲を持っていても、オケに力量がなければ叶いませんね。
オルカ・フィルは一定レベルにはあるものの、発展途上のオケだと思います。
今後に期待しましょう!

自己評価
★★★(自由席1,000円)
(10点満点 ★2点、☆1点)