職場に書類を取りに今日やってきた。私は彼女の声が少し聞こえて いたし、同僚がMさんが来てると言ってたのでわかってはいたけど忙しいふりして会わなかった。時間的に入浴介助をしていて実際に忙しかったけど、話す時間がなかったわけじゃない。でも大きいお腹を見たくなくて、幸せそうな顔を見たくなくてわざと会わなかった。向こうももしかしたら気付いてるかもしれないけど、この苦しい気持ちはコントロールできない。自慢しに来ないで。幸せを振り撒かないで。あんたが産休取ってるせいで私たちが大変な思いしてるんだから!と心の中で叫んでいる自分がいる。尊敬する先輩、大好きな先輩、それは変わらないのに彼女が妊婦であることを未だに受け入れられない情けない自分。腹の中の子が変な子ならいい、いなくなってしまえばいい等と最低な事を思ってしまう。来週彼女は帝王切開で陣痛を経験せず楽に出産するらしい。帝王切開が出産といえるのか疑問だけど、結局他のお優しいおばさん方のように「いい子を産んでね」なんてことは一言も言えなかった。私は性格が悪いのだろう。腹黒いのだろう。でも二人目を産めないことが私をこんな人間にしてしまったのだ。