この記事を読んで、この図をみて、直ぐに思い浮かんだのは、

娘の中学時代の夏休みの宿題のことだった。

 

中学の先生方、各科目の担任教師は、他の教科の先生(担当)が

どれだけの量、どんな宿題を生徒に出しているか、それを調べず、

そんなことはお構いなしに、自分の担当している教科の事情だけ

(一学期中の遅れを取り戻すとか、二学期の文化祭に向けての作品

作りだったり、毎年の事だからと課題が同じように出されるとか)を

ふまえて、生徒の負担、生徒の夏休み中の予定(事情)なんて

お構いなしに、どっさり・・・各科目から、それなりの量が出される。

ということは、時間割にある科目数、それぞれに宿題があって、

この図(↓のニュース中)のようになるのだ。

 

 

オンライン授業で「学生の負担」増える理由その原理を解説したイメージ図に共感「ほんとそれ」
新型コロナウイルスの影響で、オンライン授業を導入した大学は少なくない。

学生さんにお..........
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さて、もう一度:

娘が通った中学の先生方、各科目の担任教師は、他の教科の先生

(担当)がどれだけの量、どんな宿題を生徒に出しているか、それを

調べず、そんなことはお構いなしに、自分の担当している教科の

事情だけ(一学期中の遅れを取り戻すとか、二学期の文化祭に向け

ての作品作りだったり、毎年の事だからと課題が同じように出される

とか)をふまえて、生徒の負担、生徒の夏休み中の予定(事情)なんて

お構いなしに、どっさり・・・各科目から、それなりの量が出される。

ということは、時間割にある科目数、それぞれに宿題があって、

(体育と音楽はなかったかな?? でも、娘の学校は、宗教の時間が

あって、その関係科目の宿題があったから、似たようなものか・・・)

かなりの量になる。

 

ということで、この記事の図のように、各科目の担当教師は、

生徒たちが、他の科目から、どんな宿題が出されているか、どんな課題を

かかえることになっているのか、それを把握せず、大量の宿題が

生徒に提供される・・・ 生徒側の視点・状況も、熟慮されずに・・・。

 

娘は、小学校時代は海外で過ごしていたので、夏休みに宿題が出るという事はなく、

日本に帰国して、夏休みの宿題初体験・・。

しかも、量が多かった。 日本で生まれ育った私でも、そう思うくらい、多かった。

今どきって、こんなにたくさん出されるの??? ~と ぼやいたら、誰かが

(妹だったか、同級生のお母さんだったか・・・)、夏休みは、宿題がないと子供が

遊ぶし、そうなると困るって父兄が、「もっと宿題出してください」っていうらしいよ、と

教えてくれたっけ・・・。 1組の先生は、漢字の宿題出してるのに、2組は出ていない、

となると差がつくから、出してくれと、2組の父兄から文句が出るとか、そんなことも

多いそうで、宿題~家庭学習の量は、まるで競うかの如く、そして、子供を管理する

ためのツールの如く、出されるそうで・・・その実態に驚いたものだった。

 

この、夏休みの宿題の在り方、オカシイとおもわないのかあ?と

ずっと思って来たけど、日本にずっといる親御さんは、

「そういうもの」と思っているから、不思議じゃないらしく、しかも、

宿題が沢山ないと不安だとか、困るっていう・・・。

なぜ__?

それも、私には理解できなかった・・・。

 

さて、生徒たちは、その上、部活動をしていれば、夏休みにも拘らず、学校に行き、

部活に出るわけだ・・・。

 

~日本の学校の、部活動は夏休みに合宿とか、秋の試合に向けての

練習や、秋の文化行事に提出・出品するための作成作業があって、

普段よりも忙しそうな部活動さえある。

これは、本人たちが楽しんでいるのなら、幸いだが、ただ、システムとして

とても疑問に感じたし、感じてもいる。

夏休みというものの、捉え方が、他の国と違い過ぎるゆえだと思うが、

夏休みのようなまとまった休み・時間に、家族と共に過ごすとか、

祖父母を訪ねるとか、普段できない活動・経験をする、というのが、

諸外国の考え方・・・。 日本で、これをしようとすると、部活動や

宿題が、大きな障害となる。

家族旅行をするから、部活に出れないなんていうと、大目玉を食らうだろうし

友だちからも白い目で見られるだろうな。そういうのが嫌だと感じる子供は、

親に、「私、行かない。お祖母ちゃんには会いたいけど、行けないよ。

部活があるもん」ということになる。どっちが大事なのか?ということではなく、

在り方の問題、また、その人の捉え方~優先順位の問題なのだけど、

その個人の価値観を集団が認めない・否定しかねないということが

この学校の部活動が個人を縛っている気がして、私には理解できないものと

なっている。 うちの娘は、体育会系ともいえる文化部に入って、それなりに

楽しんでいたし、秋の文化祭に向けての合宿にも参加したけれど、

田舎に帰るお盆の時期は、部活があっても、休んだ。それは、うちの娘が

小学校の頃から、それ(夏休みを自分の思った様につかうこと)を当たり前と

思って来たから、できたのだと思う。そうでなければ、夏休み中の部活を

「おばあちゃんちに行く」くらいで休ませてくれなんて、普通の日本の子供は

言えないらしいから・・・。 ←当時の、ママ友からの話。 

 

ああ、そういえば、部活どころか、塾に通ったりする子も多いらしい、ね。

どれだけの「課外活動」を子供、生徒はこなさなくてはならないのか???

課外=授業、学校以外のという意味。

 

うちの娘は塾に通ったことはない。

成績がよかったからではなくて、塾に行かないと次の学校(中学や高校)に

進学でき居ないというシステムがオカシイと思ったからだ。

成績は、課目によって差はあったが、決して良くはなかった。

それでも、「みんな、塾に行くもの」という風潮に甘んじるのは、どうしても嫌

だったのだ。

授業中に学ぶ範囲で、なぜ、次の学校に進むというシステムができないのか?

今でも疑問だ。

 

とにもかくにも、学校の先生方、あなたがたの仕事量の多さには、本当に

頭が下がりますし、同情します。。。そこまで「仕事」として、取り組まなくては

ならないことが増えている現代、本当に大変だと思います。

が、それは、また別の問題。 

夏休みの宿題の事に限らず、どうか、横のつながりを持って、子供・生徒の

視点に立って、教師皆さんに家庭があるように、生徒・子供にも家庭・家族が

あるわけで、その家族と過ごす時間、うちでくつろぐ時間も必要だ、大事だと

いうことを考えて・・・宿題なり、課題なりを出してほしい、そう願う

 

今年は、COVID-19の関連で、否応なしに、夏休みのいくらかは補てんされる

・・・一学期の授業分に充てられることは私にも理解できる。 

それは仕方のないこととも思う。

ただ、忘れちゃいけないのは、、、この2~3ヶ月の休校は、あくまでも休校で

あって、休暇・・休みだったわけでなく、しかも外出できない状況だったので、

外で遊んだり旅行に出ていけたわけでもないということ。

それを考えると、夏休みの「休み」の期間・日々は、せめて宿題なしにして、

子供たちが自由に使える日々にしてほしいと切に、願う。

 

~了~

 

 

追伸:

「夏休みに(こんなにたくさんの)宿題があるのは、オカシイ」という自論を

持った娘は、二年生の時だったか、休み中には最低限の宿題をした後は、

宿題をせず、9月1日の二学期が始まってから、宿題を始めた。

親としては・・・まあ、本人がそれでやれるなら、、と思って見ていたが、

一年生の時に、(日本の、宿題文化が分かっている私は、少しずつでも

やっておかないと、たいへんなことになるよ、と、毎日のように、助言したが)

娘と二人、本当に、本当に苦しく、辛い夏休みを経験したので、

= こんなのオカシイ、夏「休み」なのに、休めないなんて、オカシイ、

「こんなのは、夏季休暇じゃなくて、夏季休校・自宅学習期間って名前を変える

べきだ」と娘は泣いたのだ。来る日も来る日も、泣いたのだ。

嫌でも、それでも課題はなくならない。 まじめな彼女は、「嫌だ、やらない」と言って

開き直ることが出来ず、目の前の課題はプレッシャーになる。

しかし、自分の考えにそぐわないため、

=共産圏にいて、民主主義をとなえるようなもの= 苦しくてたまらない。

こんなのは、夏休みと呼ばない、それなのに、、、と泣きだすのだ。 =

それで、本当に苦しい一年生の夏休みを経験した後、二年の時は、

「じゃあ、9月になったら、絶対やってね」と・・・あきらめた。

娘にしてみれば、そういった課題は、学期中、授業中にするべきである、と。

学年主任のT先生に、夏休みの宿題に関して何度、電話しただろう・・・。

おそらく職員室では、私のことは「モンスターペアレント」と呼ばれていたかも

知れないけど…(帰国子女は、これまでも受け入れている学校ではあったが、

みんな、普通に素直な、長いものに巻かれても大丈夫な、、、というか、

郷に入っては郷に従う子供・生徒、父兄だったんだろうな) こちらは、

娘が、単に怠けて宿題をしないわけではなく、彼女なりの理由があるという

ことを先生方に解ってもらいたかった・・・ということである。

それに、私自身も、上記の様に、こんな大量の宿題が夏休みに出されることに

疑問を持っていたので‥‥先生方の言い分というか、考え方も聞いてみた

かった。

(日本に住んでいた時、自分が子供だった時は、疑問を持たなかったが、

外に出てみたら、疑問が湧いてくる、ということは多々あるものだ)

そんなこんなの、苦しい、苦しい、中学時代の夏休みだった。

 

ちなみに、娘は、その中学時代の、学年主任のT先生の事は嫌いではなく、

むしろ頼りにしている感もある。 年賀状のやり取りも続けているし、彼女が

出会った中の好きな先生の一人だと思う。

 

~高校時代は、それなりに宿題をこなす「気」も出てきたと記憶しているが、

中学ほど大量な宿題ではなかったように思う。

高校にもなると、それなりの夏休みの過ごし方というものが、大人並にあるから。

やはり、夏休みの大量の宿題の問題(私から見て)は、小学生、中学生なんだね、

あの量、夏休みの宿題や課題、部活の在り方は、彼らの夏休みを、熱中症に

なるほどの暑さに加えて、息苦しいものにしている・・・と思う。

 

~おわり~