日本人は団体行動が得意と言われる。

というか、個人的に判断し、行動することが苦手だったり、

個性を(出る杭は打たれる)潰そうとしたり、ねたんだりする傾向にある。

横並びが好きな民族なんだろうな。

 

でも、街並みを見ていると不思議に思う。

 

江戸や京都、昔の日本の街並みは今とは違うだろうが、

現代は・・・ 戦後、特に町・街の景観は、きれいとは思えないし、

熱海や箱根の観光地に行っても、美しいと思うのは自然美だけで、

街並みは美しいとは思えない。

なぜか??? 協調性が足りないからではないか?と思う。

個性を大事にっていうのは、教育現場でも、言われ続けるけれど、

うまく個性が育たない日本の教育・・・社会。

横並びが好きなくせに、でも、街の建物、街並みを考える時、

調和が見えない、醜い景観になっている理由は、建物を建てる人たちが、

好き勝手に(お金の力で?)建ててしまうのではないだろうか?

 

パリが美しいのは、その建物の高さなどに制限があり、

それをみな守っているからだ。

 

日本人は、(ここ数回は別だけれど)オリンピックの開会式の入場行進でも

分かる通り、きれいに行進し、団体行動がうまいと言われる。

けれど、実際は、自分の属している場所での「いうこと」は聞くけれど、

それ以外の場所では、好き勝手にふるまうことをいとわないのではないか?

他との比較、他との協調、他との調和など、省みずに振舞う・・・

それが日本の観光地であっても醜い景観の一因ではないか?

 

・・・2020年オリンピックのために、今、各地で開発、改築、建築が、

盛んにおこなわれていることだろう。

果たして、それは、全体を見て、考えられ決められたものであるのか?

 

団体行動がうまく、集団から外れることが怖いから、他人と外れるような

ことはしない。

でも、それは、必ずしも、協調性や調和を重んじるということではない。

個性もそうだけれど、日本では、社会の中での協調性、調和というものを大事に

するということがそもそも育っていないのではないかな。。。

 

 

=了=