器具が全て揃っていなくても・・・という話の続きです。
やかん→なべ→カップ(写真では色も分かりやすくするために耐熱コップにしてあります)の場合。
鍋は蓋をつけて蒸らしを再現してみました。
水色(紅茶の色)も綺麗に出ています。
使用したのは、柳宗理のミルクパン。一人分なので200cc。湯量としては鍋の底に薄く広がる程度ですのでジャンピングがあまりされていなかったのかな。それなりに美味しかったですがコクと言いますか、少し物足りない感じもありました。少し温度が下がり始めると味が落ちる印象。
次はなべ(やかんでも可能)→ガラス製の計量カップ→カップです。
このガラス製の計量カップは、そのまま200ccを測るのにちょうどいいですし、レンチンするための容器の蓋を拝借してかぶせたので蒸らしもバッチリ。
しっかり汲みたての水道水をボコボコいうまで沸騰させたので、ジャンピング(湯の中で茶葉が舞う)という現象も起きていました。
これが味もちゃんと美味しく淹れられましたし、水色もバッチリ。
温度が下がり始めたときに多少味の劣化は感じられましたが、さほど気になりません。甘みもちゃんと出ていました。
代用品でもかなり美味しく淹れられますが、注意すべきなのは「蒸らし」です。
蓋なしでもやってみましたが、同じ時間やっても「蒸らしなし」ですと充分に旨味が出ないように思います。これで時間を伸ばしたりすると今度は苦味が感じられたりしますので、やはり蓋は必要です。
きっちり口が閉じていればいいので、大きさを確認してから用意するといいと思います!
やかんと計量カップと蓋と茶こし。これにカップ(コップ)があればもう茶葉で紅茶が美味しく淹れられます!!!
時々、お店で飲んだときに「家で飲む方がおいしいなぁ」と感じるほどに最上級に美味しい紅茶が飲めるようになります。(残念なカフェも結構あります・・・)
もちろん、手軽に買える紅茶としてはティーバッグに叶うものはありません。
比較的誰にでも美味しく淹れられるものとして、今はたくさんの種類があります。
これも少し手間をかけると、いつもよりも数倍美味しく飲めます!!
その話はまた。