これ程まで大荒れになるとは誰が予想しただろうか。

横綱大関陣がほぼ壊滅状態となり千秋楽まで大混戦となった夏場所を制したのは小結に戻ってきた若隆景。

実に4年ぶりの賜杯を抱いた。

かつての実力者の復活の瞬間だ…。

抜群の足腰の強さを見せつけ、再びの大関挑戦に高らかに名乗りを上げた。

次の場所も楽しみだ…!


今場所から大関に復帰し、上位陣がボロボロのなか場所を通して賜杯争いをリードし続けた霧島は決定戦で若隆景に苦杯。

連覇はならなかったが大関としての務めは(最低限)果たしたといえるだろう。

一応来場所は綱取りの場所となるようだが正直言って相当高いレベルでの優勝が求められるはず。

自分と同等以上の番付の力士が皆無ななかでの12勝(しかも優勝出来ず)だったのだから…。


両横綱の休場に加えカド番だった大関安青錦も全休。

安青錦は来場所関脇に落ち、復帰へのラストチャンスに賭けることになる。

実力で考えれば怪我さえ癒えれば関脇で10勝は難しく無いはずなので7月までにしっかり足を治してほしい。

好調が予想されていた琴櫻に至っては終盤まで出続けていたものの負け越して休場。

相当状態が悪そうで来場所のカド番を乗りきれるか不安が残る。

(もし来場所の状況によっては9月は大関が一人もいなくなるという異常事態となることもあり得るのだが…果たして)


ともに新関脇で臨んだ熱海富士と琴勝峰は揃って9勝と勝ち越し。

上位陣がほぼ不在ということを差し引いても立派な数字。

次の大関レースに向けて有力候補となった。

来場所は大関から陥落してくる安青錦と小結で優勝した若隆景を加えて4関脇となりそうで群雄割拠の場所となりそう。


上位復帰を目指す朝乃山はケガで無念の途中休場。

足指の故障で踏ん張りがきかなくなったか。

7勝は出来たので番付はそれほど落ちないだろうから来場所に仕切り直し。


100場所もの間幕内の地位を守り、場所を盛り上げてきた鉄人玉鷲が遂に十両への陥落が決定的に。

ただ瞳の光はまだ失っていないようで幕内復帰に向けて現役続行の意向。

1場所での返り咲きはなるか来場所注目したい。


十両2枚目まで番付を戻してきていた尊富士が11勝でようやく幕内へ戻ってこれそう。

新入幕優勝から相当の期間が開いたが新鋭相手に再びの活躍を見せられるか。


大ケガから復活を遂げ、久々に十両の土俵に立った炎鵬が勝ち越し、関取の地位を守った。

来場所も十両で取組を見ることが出来る。

次の目標は勿論幕内復帰だろう。

声援を味方にどこまで番付を上げられるか。


旭富士が上がってきた。

デビューから三場所続けて全勝優勝で幕下昇進が確実。

もし『幕下上位』にまで上がることがあれば来場所は早くも関取昇進を賭けた場所になることに。

異例の幕下1場所通過もあり得る。

実力者揃いの幕下力士相手にも力を示せるか…!


さあ次は名古屋。

かなりなカオス場所になりそうな予感がするのだが…上位陣の奮起はなるのか?

7月12日…今から待ち遠しい!