15日間満員御礼で盛り上がった秋場所。

一人横綱として土俵にあがった大の里が強さを見せ1年ぶりに賜杯を抱いた。

久々に横綱としての威厳を保ったといえよう。

この調子でこれからも最高位としての力を示し続けていって欲しいところ。


ただねぇ。


また12勝ですか。

と言いたい。

レベル低いよなあ…。


勝つときは確かに大きな身体を活かした圧倒的な相撲を見せるのだが逆に押しこまれたときすぐはたく悪癖は直っていない。

おまけに終盤まで1敗で他の力士に大きく差をつけていたにもかかわらず大関2人に連敗して千秋楽まで優勝を決められなかった。

今回の状況なら14勝で千秋楽を待たず優勝を決めなければならなかった。

14勝は出来たはずだった。

反省材料は多い。

身体と精神を鍛え直して次に臨まなければ大横綱への道は険しい。

横綱というのは、少なくとも同じ横綱以外に負けることは許されない。

それほどに重みと責任のある番付なのだ。


先場所関脇で優勝、大関に復帰した安青錦は11勝。

変わらず存在感を見せ続けている。

前半の3連敗が痛かったが優勝争いを盛りあげた。

まだ脚の状態は万全では無いはず。

来場所に向けてしっかり治し、更に強い安青錦を見せてくれることを期待したい。


今場所昇進をかけた15日間だった大関霧島と関脇熱海富士は共に8勝と撃沈。

特に霧島はここまでかなり安定した成績を続けていただけにこの結果はショックだろう。

どちらも昇進は白紙に戻ってしまったが気持ちを切り替えて再度昇進に挑んでもらいたい。

(熱海富士は7月が12勝だったため次の九州で13勝なら数値上は目安に届くが…今場所終盤の5連敗はかなり印象が悪い)


西の新関脇として場所を務めた藤ノ川が11勝を挙げ新たに大関レースに名乗り。

小兵で動き回るタイプのため安定して成績を残すのはやや難しそうには思えるが…観客の声援を味方に二桁白星を続けていきたい。

次の場所が楽しみだ。


西3枚目の美ノ海が10勝を確保し、沖縄出身力士として史上初めて三役に昇進することが確実に。

次の九州はご当地、大声援を受けての飛躍に期待が持てる。


朝乃山は幕内に戻ってから初の二桁を挙げ優勝争いに加わった。

終盤連敗で脱落はしたが強さは示した。

いよいよ次の場所は上位総当たりの地位。

三役、そして悲願の再大関に向けて更に一段のギアアップが求められるだろう。


幕下筆頭まで番付を上げてきていた旭富士が今場所も6勝。

各段連続優勝の記録は途切れたが来場所は遂に念願の関取昇進が確定的。

これまでとは違う、15日間の戦いが始まることになる。

ここからが本当の勝負だ…!


次は11月、九州。

一年納めの場所も横綱がきっちり締めるのか。

成長著しい新鋭たちが新たな歴史をつくるのか。

注目の初日は…8日!