皆様ご無沙汰しております。

すみません。

すっかり更新サボってしまいましたが、お元気ですか?

また時々記事を書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
いろいろ考えることがあって一時閉鎖していました。しかし読者の皆様からの復活を望む声がとても大きかったので、過去記事を戻してみます。どうぞよろしくお願いいたします。

2点ほど注記します。

1、文体を「ですます調」に統一しました。

2、このブログは、中学受験がテーマです。社会科を扱っている性質上、意見の対立のある事柄も紹介しますが、当方として、特定の「社会的・政治的・外交的立場」を標榜したり擁護するものではないことをお断りしておきます。受験生やそのご家族の方がご覧になることも踏まえて、コメント可能な記事については、中学受験に関連した事項についてのコメントをお待ちしています。受験についてでなくても専門性の高い情報などは歓迎いたします。

(さまざまな立場への配慮をしているつもりですが、社会科の性質上、ファクトとして扱うことが必要な場合もでてきます。特定の意見に不快感などを感じられる方もいらっしゃると思いますが、どうぞご理解いただけますようお願い申し上げます。)






追記  月ごとの記事が多すぎると記事の管理が難しいので、勝手ながら時系列に問題のないものに限り、異なる年月に変更している場合があります。

田原聡一朗さんの「日本の戦争」です。
田原さんがこどものころから抱いていた、日本はなぜ負ける戦争をしたのか」という疑問を七つの章立てで解明していきます。読みやすい文体で、通史として幕末から太平洋戦争までを概観することができます。私は、「2.26事件」「満州国」などに特に関心がありまして、この本を読む中で、あらためて「時代の流れの中で大きな転換点」となったこれらの出来事の意味を考えています。それは、また別の機会にお話ししましょう。


日本の戦争 (小学館文庫)
田原 総一朗
4094050027


日本の戦争―なぜ、戦いに踏み切ったか?
田原 総一朗
4093892415

「朝まで生テレビ」とか「サンデープロジェクト」よく見ていました!
今日は通史だと歴史の授業で最初に扱うことが多い人物、相沢忠洋(あいざわただひろ)の「岩宿の発見」を紹介します。

日本に縄文時代より前に人がすんでいなかったと学問上考えられていたころ。
土器文化より古い、つまり石器だけをつかっていた旧石器時代(先土器時代とも無土器時代ともいう)が日本にもあったことを最初に明らかにした「日本のシュリーマン」ともいえる人物です。

「岩宿の発見」は、彼の生い立ちから考古学と出会うまで(両親の離婚や奉公に出されるなど家族の愛に恵まれず、ご苦労されていたようです。)、そして、世紀の大発見を成し遂げ世に発表していくところまでをご自身で書かれた本です。この発見を、とても大切にされていたということが、かざらない素直な文章から伝わってきます。

粘り強い行動のみが結果を生むのだということがわかる本です。
人間として大切なものが何かわかったような気がしました。

Amazonで「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて を検索メモ
以前、NHKで放送して人気を博していた、マイケル・サンデルの「 ハーバード白熱教室」。毎回、密度の高い内容には唸らせられた。議論するということに慣れたハーバードの学生たちにも驚かされたが、ふと思い立って、短時間だったがスタイルを真似て授業したところ、ノリノリで答えてくれる生徒が一名だけいた。小学生もしっかり見ていたらしい。
TV を見てから、「これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学」をさっそく読んでみた。個人的には、第2章冒頭に出てくる、ミニョネット号の事件(食人の話)が印象に残った。遭難し漂流した船の乗組員が弱った仲間を殺して生き延びた話だ。日本にも似た事件があった。遭難した船の乗組員が冬の知床半島の番小屋で仲間の肉を食う事件。武田泰淳はこの事件をモチーフとした小説『ひかりごけ 』を書いている。