ごめん | 僕の星空日記。

僕の星空日記。

星羅の日常をふと気付いたときに綴るだけの場所

 

 

 

 

 

好きってこんなに人間を犯す感情なのか

 

 

 

 

 

 

どんな先輩と話していても

 

 

あの人がちらついて気が散る

 

 

 

今日は会えなかった

きっとゴールデンウィークが終わって

学校が始まったって

合える確率なんてたかが知れてるのに

 

 

 

 

あの人は僕のことなんて微塵も考えていない

好きという気持ちを募らせるだけ無駄だ

知らない、こんな感情は

 

 

 

 

 

 

 

ドラムの練習は好きだ

いくらでも練習したいしいくらやってもまだまだ足りない気がする

そのくらい、僕はまだまだ上手くなりたい

 

 

 

家に帰ってスティックケースを開けた

いつも使うスティックを出すと丁寧に折り畳まれた紙切れが落ちた

開いて絶句した

 

 

 

経験者だからって調子にのらないで

目立ちたがり

 

 

 

そう書かれていた

 

 

 

僕は確かに同い年の人間と仲良くするのが下手だ

だが、これには全く覚えがなかった

なぜなら僕はほとんどの同輩の名前は知らないし言葉を交わしていない

僕がドラムをやっていた、という事実だけが引き起こした

 

 

正直、この年にもなってこんな小学生みたいなことをする人間がいるのかと呆れた

 

 

 

 

 

経験者で何が悪い

僕だって始まりは君と同じ初心者だ

言いふらすつもりはないしこれからもその予定はないが、僕は少なくとも努力はしているし練習が好きだ

練習したから今がある

それを今だけを切り取って文句を言われるのは頂けない

 

 

腹が立つ、というより

 

ただただ悲しかった

 

 

 

 

 

ここにも僕の居場所はなかった

どんなに先輩が良くしてくれても

同輩が嫌いだと認識すれば僕はそこにはいられない

 

 

僕はただ、本気で楽しみたいだけなのに

 

 

 

自分から目立ちたいとは思っていない

みんなと同じことを先輩の前でやっただけだ

ただ、インパクトが強かっただけなんだよ

 

 

 

きっと仲良く話してくれるのは今だけなんだ

今までがそうだったように

インパクトの強い最初だけ居場所があって

だんだん周りに負けて独りになる

 

だから、安心してほしい

僕は思った以上に弱いから

 

 

 

でも、でもね

 

僕は音楽が好きだし楽器も好きだ

そんなこと言われたからって練習はやめないし

お話してくれる先輩たちみんなが大好きだ

僕だって人間だから恋だってするさ

それがたとえ叶おうが叶わなかろうが関係ない

伝えるなんてことはきっとしないから

 

僕にだって僕として生きたいと願う権利があるだろう?

 

 

 

 

 

この紙切れ一枚にこんなにも乱された一日

泣いたのはいつぶりだろう

会話の続いている仲のいい先輩に楽しそうに受け答えを返して

 

 

 

声を押し殺して泣いた

こんな僕でごめん

経験者でごめん

 

誰かを好きになって、ごめん